モリスルビーとは

モリスルビーとは、宝石の中でも最も品質保証が難しいとされる天然無処理で美しいミャンマー産ルビーを専門に取り扱うジュエリーブランドです。

「受け継がれる価値のあるお宝ルビーをお届けし、感動を創造する」をコンセプトに、採掘の現場から研磨作業、品質判定、保証書の制作まですべて自社で行います。

宝石ルビーは、時と場所を越えて価値保存するお宝です。受け継がれる時に、思い出がキラキラと輝く「お宝」であること。創業から続けるモリスのスタイルです。

ルビーのことなら、まずはモリスへご相談ください

モリスルビーの特徴…ルビー専門店

宝石には、色々な種類のものがあります。しかしモリスは、「赤い宝石ルビー専門店」です。情報が溢れる時代に重要なのは「一次情報」、自分自身で感じたことではないでしょうか?モリスは、自分たちでミャンマーのルビー鉱山に行き、自分たちで採掘をし、自分たちで磨き、自分たちで顕微鏡を覗き、自分たちで品質判定できる「ルビーの目利き」です。これからルビーを探す方、ルビーをすでに持っている方、どちらも目の前にあるルビーが、どのくらいの価値があるのか?とても気になることです。宝石ルビーは、古くなりません。いつか受け継がれる時、手放す時が必ずやってきます。その時に「思い出がキラキラと輝きだすお宝ルビー」でありたいと進化し続けるプロのジュエラーです。宝石の中で最も難しいとされる「天然無処理で美しいミャンマー産ルビー」の専門店です。

それぞれのルビーの希少性を説明します

ルビーの価値は原石で決まります、ルビーを知るために一番重要だったのが、どの品質の原石が、どのくらい産出するかということです。鉱山で実際に採掘業務を行なわなければ、視察で調査したぐらいでは産出の現状は分かりません。モリスは、2000年にミャンマーに進出、2004年には現地法人を設立、2007年からミャンマー最北部カチン州のナヤン鉱山14番鉱区の採掘権を取得、採掘を自社のスタッフと共に行い品質ごとの原石の出現率の調査を続けました。高品質な原石の出現率が感覚的に分かる…これは、宝石ルビーの価値判断に重要です。その時に実際に現場で採掘したスタッフがモリスのお店で勤務しています。そのストーリーを聞いてみて下さい。

ルビーの形(スタイル)を説明します

ルビーの価値は、前述の通り原石で決まります。その希少な結晶をなるべく大きく生地を残しながら、潜在力を引き出す。職人が宝石ルビーを理解していることはもちろん、原石の特性を見抜いて原石をどのようなスタイルで磨くかを決めるオリエンテーションを決めるのも匠の技です。目の前にあるルビーが、なぜその形をしているのか?その理由が分かると愛着が湧いてきます。

そのルビーの個性をお伝えします(インクルージョン)

天然無処理で美しいミャンマー産ルビーには外観の個性に加えて、結晶内部にも、それぞれの個性があります。インクルージョン(内包物)人間でいうと性格のようなもので、光りの種類や強さなどによって、ルビーの表情が変わります。ピジョンブラッドルビーもインクルージョンが関係します。モリスでは、すべてのルビーの顕微鏡拡大写真を撮影し、そのルビーのID番号と共にインクルージョンの情報をファイルします。5万石以上の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのインクルージョンの顕微鏡拡大写真のデータは世界最大です。インクルージョンは、原産地の判別、処理の有無の判定にとても重要で、購入前には必ず確認しておきたい情報です。

ルビーを買うとき、手放す時の話を説明します

5000年以上続く宝石の伝統は揺るぎなく、絶対的価値を持ちます。その中でも特別な宝石として大切にされてきたのが天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。それを保証するモリスルビーです。ご購入の際に、モリスのお店で、将来手放す時のことについても聞いてみて下さい。経年変化のない、希少で美しい宝石には、交換価値(資産性)があります。どういう目的でルビーを持つか?によって、おすすめの品質が違ってきます。詳しくは、モリスのお店でお聞きください。

ルビーを使ったジュエリーの保守について説明します

プロのジュエラーは、素材がわかり、構想(デザイン)がわかり、つくり(製造)がわかります。モリスでは、貴重なルビーを生かす構想でジュエリーを自社工房でつくっています。宝石ジュエリーは、一生どころか、世代を越えて輝き続けるものです。自社でつくったジュエリーです。その場でだいたいの修理(破損の状況によってはお預かりすることがあります)お手入れができます。モリス京都三条本店、モリス銀座店に、ご来店いただければ、その場で買った時の感動が蘇ります。ジュエリーの楽しみ方、使い方についてモリスのお店でお聞きください。

ミャンマーでルビー採掘権を得た日本人 モリス 森孝仁

モリスの志、そのはじまり おばあさんと、今は亡きおじいさんのルビー

モリスは、ミャンマー産の天然無処理で美しいルビーをお届けするジュエラーとして、2000年に創業しました。

さっそく、ルビーの結婚指輪の仕立て直しのお仕事が入りました。

持ち主のおばあさんが、結婚した時に、今は亡き、おじいさんから贈られた結婚指輪を嬉しそうに話してくださいました。
「このルビーは、家が買えるぐらいの価値があるルビーだから、将来、困った時は手放しなさい…」と贈られたそうです。
「娘に残してあげられるのは、この宝石ぐらいだから…でも形が古いので、今風に仕立て直してくれない?」とのご依頼でした。

ジュエラーとして、大切なお仕事、お預かりするためにルーペを覗いたら…なんということか、人工合成されたモノだったのです。

そのことを説明したら、先程まで、ニコニコとおじいさんのお話をしてくれていたおばあさんの表情が一転、涙が…。
おじいさんとの山ほどあった思い出をダメにしてしまった気がしました。

「受け継がれるときに宝物として誇りに思えるルビーでありたい」
これが、この時に生まれたモリスの志です。
それからモリスの宝探しが始まりました。

モリスは、ルビーの原産地(ミャンマー)に入った日本で初めての宝石商。宝石学会へも情報提供

※ 外部委託ではなく、自社社員が鉱山に駐在し採掘の現場に入ったことを指す。

自社社員が鉱山に駐在し採掘の現場に入ったモリスは、天然ルビーの原石に鉱山で触れるようになりました。その理由は、鉱山の採掘権を得ることが「天然無処理ルビーと、加熱処理ルビーとを見分ける目」を持つ唯一の手段だと考えていたからです。

モリスは今までにない鑑別技術を確立するために、天然無処理ルビーを対象に、加熱処理の実験をあえて行いました。加熱処理を行うことで、天然無処理の状態と、加熱処理された状態との両方のデータを蓄積したかったのです。研究の結果、かなり高い精度で、処理の有無、原産地がルーペで見分けられる様になりました。この研究は宝石学会で講演し、評価をいただきました [1] 。

やはり集積地で買付けするだけでは、本当に希少なルビー(天然無処理で美しいミャンマー産ルビー)を手に入れることはできないと確信した出来事です。

[1] 森孝仁,奥田薫,「ミャンマー産ルビーのインクルージョンと低温加熱処理における変化」,平成 20 年度 宝石学会 (日本) 講演論文要旨,宝石学会,2008.

最古のプライベート宝石研究機関Gubelin Gem Lab(グベリン ジェム ラボ)のデータ蓄積に貢献。感謝状を受領

それからモリスが作る天然無処理ルビーの環はさらに広がります。「産地証明」に古くから取り組んできた研究機関に注目いただき、データ蓄積と分析において手を組むことになりました。

それはスイスのGubelin Gem Lab(グべリン・ジェム・ラボ。1923年に設立された世界最古のプライベート宝石研究機関)です。困難とされる原産地証明も発行しており、後述する高級美術品オークションのSotheby’s(サザビーズ)でも、同研究所と同等の水準の分析結果報告書の添付が義務付けられています。

モリスルビーは同研究所から、ミャンマー産天然無処理ルビーのデータ蓄積に貢献したことについて感謝状をいただいています。産地情報の明らかな天然無処理ルビーのデータが蓄積されることは、将来のルビー還流市場の基盤になると信じています。

世界が認めるルビーへ~Sotheby’s(サザビーズ)の落札価格は専門家評価(high estimate)を150%超越!

モリスルビーは現在、米国のオークションSotheby’sでの出品販売率100%を誇っています。出品事例では、専門家評価30,000USD~50,000USDのところを125,000USDで落札され、同社の専門家評価(high estimate)を150%超越することができました。

実際にモリスルビーがこのように評価されたオークションの様子をスタッフが動画で撮影していましたので、現場の熱気をぜひご覧ください。

これこそが、モリスルビーが世界の市場に認められた瞬間です。

本拠地・日本への凱旋~東京・上野国立科学博物館にて~ルビーの展示を全面支援

モリスは、まずは代表・森孝仁の故郷である日本において宝石文化を広め、「ルビーで喜んでもらいたい」という想いを抱いています。

東京・上野 国立科学博物館 「宝石」『地球がうみだすキセキ』でルビーについての展示協力を行ないました。(会期:2022年2月19日~2022年6月19日)。

この展覧会は全5章で構成されており、第3章に弊社モリスの6ctルビーを協力展示しておりました。

第1章 原石の誕生 (鉱物がどのようにして地球から生まれるのか4つに分けて説明)

第2章 原石から宝石へ (ダイヤモンドのカット技術の変遷や、歴史的な橋本コレクション)

第3章 宝石の特性、宝石のバリエーション (宝石の価値判断をクオリティスケールで表示)

第4章 ジュエリーの技巧 (現代の宝石ブランドの代表的技巧)

第5章 宝石の極み (アルビオンアート所蔵の歴史的文化的価値のある宝石)

これまでの宝石と言えば商業的なイベントが注目を集めてきましたが、今回の特別展は宝石への科学的なアプローチと、古くから残るアンティークジュエリーでは文化的な側面からの解説があり、一度の博覧会で宝石に対する理解が深まる展示となりました。