突然ですが、あなたにとって宝石とはどんな存在でしょうか?
いつ、どこで、どのようなきっかけで、美しく輝く宝石に魅了されたのか、ストーリーは個々それぞれ違えど、あなたがこれまで手にしてきた宝石たちは、いずれも世界で1つしかない、唯一無二の存在のはずです。
今回は、漫画「七つ屋 志のぶの宝石匣」を題材に「宝石との出会い」についてお伝えします。
本記事を通じて、あなたと宝石との出会いを思い出すきっかけにして頂けたら幸いです。
漫画「七つ屋 志のぶの宝石匣」とは
「七つ屋 志のぶの宝石匣」とは、講談社が発行する月刊漫画雑誌「Kiss」にて、2014年から連載中の作品です[1]。
ミステリアスで心温まる質屋×宝石ミステリー
本作の舞台は、東京銀座9丁目商店街にある、老舗の質屋「倉田屋」。ここで生まれた高校2年生の倉田志のぶ(くらた しのぶ)が本作の主人公です。
そして、本作でのもう1人のキーパーソンが、名門宝石商「鷹臣家」の出身で、幼い頃に、この倉田家へ養子に出される事になった北上顕定(きたがみ あきさだ)です。
「なぜ顕定は倉田屋に養子に出されてしまったのか?」
「宝石に触れると、その持ち主の秘密や感情が見えてしまうという、志のぶの不思議な能力の正体とは?」
「宝石が秘める物語の数々とは?」
そんな、宝石の輝きの裏に潜む人間ドラマを描く、ミステリー作品です。
二ノ宮知子氏と宝石との出会いと本作の誕生
漫画「七つ屋 志のぶの宝石匣」の作者は、「のだめカンタービレ」が代表作として知られる二ノ宮知子氏。
二ノ宮さんは、かつて秩父鉱山があった秩父地方の出身で、幼い頃から自宅近くの河原や道端で、綺麗な石を拾って集めるのが好きだったそうです。
また、母や祖母が宝石を好み、事故や不運から身を守る「お守り」として、旅行の時などに二ノ宮さんに持たしていたなど、宝石は彼女にとって身近な存在だったと言います[2]。
そんな二ノ宮さんが、いつか宝石をテーマとした作品を作りたい、その想いが「七つ屋 志のぶの宝石匣」で実現しました。
北上顕定が追い求める「赤い石」と重ねる宝石との出会い
漫画「七つ屋 志のぶの宝石匣」は、実に印象的な宝石ストーリーから幕開けします。
さあ ごらんなさい
これは あなたが守り継ぐべき石
我が一族を反映させてきた豊饒の石
羽を広げて赤い空を翔る鳥
(『七つ屋 志のぶの宝石匣』第1巻より[1])
北上顕定の幼い頃に刻まれた、鷹臣家に伝わる赤い宝石の内包物(インクルージョン)の記憶。
本作は、この赤い石を追い求め続ける顕定と志のぶとの間で、宝石にまつわる様々なドラマが繰り広げられていきます。
みなさんも美しい輝きを放つ宝石を手にした時の環境やシーン、想いなど、それぞれストーリーがおありだと思います。
“あなたにとって宝石はどんな存在なのか?”
その原点となった記憶をこの機会に振り返ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
宝石は、1つとして同じ形、同じ輝きを放つものはありませんので、宝石との出会いは運命と言っても過言ではありません。
そして、その世界でたった1つの宝石と出会う場所というのも、一生記憶に残るシーンではないでしょうか。
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【この記事を書いた人:モリスルビー編集部】
<参考文献>
[1] Kiss(講談社),「七つ屋 志のぶの宝石匣」,available at https://kisscomic.com/c/nanatsuya.html
[2] カラッツ Gem Magazine,『二ノ宮知子氏直撃取材!「七つ屋志のぶの宝石匣」が宝石のプロをも魅了する理由』,available at https://karatz.jp/ninomiya-tomoko-interview/