9月の誕生石はサファイアサファイアは中世の欧州で、政治的、経済的そして精神的な力を備える「勝利の石」として王や聖職者に好まれた。
19世紀末に鉱物学者が、さまざまな色の宝石が同一種の鉱物(すなわちコランダム)であると気づくまでは、その名称は中世につけられたもの、例えばオリエンタルトパーズ(イエローサファイア)、オリエンタルペリドット(グリーンサファイア)、そのままだった。
ルビーの多くが変成作用を受けた結晶質石灰岩中で結晶化するのに対し、サファイアは石灰岩中のみならず、シリカ(ケイ素)成分をほとんど含まない高圧変成岩や閃長岩やペグマタイトなどの火成岩中でも結晶する。高密度で強固な化学結晶によりダイヤモンドに次ぐ高度を誇る。
科学的に極めて安定で変質することもなく、顕著な劈開(特に割れやすい方位)もない。(宝石大全より)サファイアの宝石言葉は「慈愛」「誠実」「忠実」「真実」「徳望」。誠実で一途な愛などの意味があるサファイアを、永遠の愛を誓う結婚指輪の内側に埋め込んだり、エンゲージリングとしても大変人気があります。
コランダムに赤色のもとになるクロムが含まれているものがルビー、ルビーよりもクロムの含有量が少なく、更にチタンが含まれているものがピンクサファイアに分類されています。ミュでは色の薄いルビーをピンキッシュルビーと呼んでいます。ミャンマー産天然無処理のピンクサファイア(ピンキッシュルビー)のジュエリーや、店舗では様々な大きさや形のルースも販売しています。是非お気に入りの一点を見つけて下さい。