モリスルビー18AT0029
カラット 0.39ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry Quualty
Size(サイズ) 5.1/3.4/2.4
モリスルビー18AT0029 0.39ct Myanmar Jewelry
ルビーサイズ5.1/3.4/2.4
ルビーの特徴
目視では見えないインクルージョンが全く見えない素晴らしい透明感、少し青味を感じさせながらもしっかりとしたルビーの色調を持つルビーです
ナヤン鉱山(ミャンマー最北部カチン州のルビー鉱山で最も新しく鉱区として認められたルビー鉱山)にて発掘されました。産出した時の直線的な面が多い四角い原石の形を活かし、少し長細い結晶に八角形のエメラルドカットに用いられる切子面をつけていきました。エメラルドカットでよく使われるファセット(切子)面は、一面一面が大きく、結晶の中から湧き上がるようなキラキラした輝きよりも、色を楽しむことを目的とした形ですが、ルビーに使うと、青味が強くなるという難しい面があります。
モリスシンギュラリティカットの主旨は、なるべく大きく、なるべく原石の持っている美しさを軸にして「最小限」の作業をすることです
しかし、このルビーには、少し青味が出ているものの、結晶の質が良いため、最大限に大きさを残しながらルビーの色、美しさが表現できたと思います。縦5.1㎜/横3.4㎜/2.4㎜、重さが0.39ct残りました。欲張りを言うなら、縦、長さを5.1mmから4㎜まで詰めて、キューレット側に三段階のステップをつけるリカット(再研磨)をすると、強い赤色が出てきますので、ジェムクオリティに改良する余地があります。しかし、モリスシンギュラリティカットの主旨は、なるべく大きく、なるべく原石の持っている美しさを軸にして「最小限」の作業をすることです。いつか受け継がれる時は、今よりもずっと進んだ研磨方法が発明されているかも知れません。そのいつかを楽しみにしたいと思います。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4」で、3ゾーンに分けたら「ジュエリークオリティ」です。(宝石品質判定のクオリティスケール上で判断) 少し結晶自体が長く、結晶に力、存在感がありますので、ジュエリーに仕立てる時が楽しいと思います。縦横5㎜m×3.5㎜ぐらいの結晶ですが、上述のようにファセット面の一つ一つが大きいので、色も十分に楽しんでいただけます。私は、結晶の美しさを自分の目で楽しんでいただける指輪がおススメです。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
18AT0029