モリスルビー17MR0003
カラット 1.12ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 6.9/5.5/3.5
モリスルビー17MR0003 1.12ct Myanmar Jewelry
ルビーサイズ6.9/5.5/3.5
ルビーの特徴
通常であれば、パビリオン(宝石内部に入った光を反射させる宝石下部分)から湧き上がってくる輝きを鏡面仕上げにする平らな部分であるテーブル面を敢えて磨きませんでした。
原石の結晶を見ると2000万年前に結晶した時の地肌を残しておきたかったからです。破損の原因になるような原石の角を磨いただけ、ほとんどそのままで世の中に送り出すことにしました。少し紫味を感じさせるミャンマー産らしい色調と、高い透明度、そして何よりも殆ど、産出された時の形が特徴的なルビーです。公式なルビーの産地としては、ミャンマーで最北部のナヤン鉱山から産出しました。大きさは、縦6.9㎜/横5.5㎜/深さ3.5㎜、重さは1.12ctあります。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
輝きがあり美しいもの「A」で、色の濃淡は「#4.5」です。美しさに関しては、説明が必要だと思います。テーブル面に原石の肌を残したため、通常のモザイク模様は表現されていません。そのことを考えると「B」美しいものとして判断することもできますが、しかし、通常のペアーシェイプ(梨型)にリカット(再研磨)した場合、5.0㎜×3.5㎜×3.0㎜の大きさ、重さは0.7ctぐらい、美しさは「A」もしくは「S」、色の濃淡は「#4.5~5」になるはずです。宝石の品質を3つのゾーンに分けた場合、限りなくジェムクオリティになる可能性が高いルビーです。お届けする値段が、0.7ctの「A」、「#5」のジェムクオリティに合わせておきました
今現在、東京上野にある国立科学博物館で開催されている「特別展 宝石…地球がうみだすキセキ」では、たくさんの原石をご覧いただくことができます。
今現在、東京上野にある国立科学博物館で開催されている「特別展 宝石…地球がうみだすキセキ」では、たくさんの原石をご覧いただくことができます。ルビーの原石もミャンマー産をはじめ、中国産、ベトナム産、インド産、コンゴ参の原石が並べられていますが、どの原石も宝石として品質を判定すると、数個を覗いて「D」以下の美しさに欠けるものです。第三章に展示されている四角い母岩についたルビーの原石、そして4つ並んでいる原石がアクセサリークオリティになるものです。ジュエリークオリティになるルビーは3つ、そしてジェムクオリティになる小さな原石は一つだけです。あれだけたくさんの原石が陳列されている原石の中で、ジェムクオリティは、0.7ctの一つだけです。その希少性と、一度削ってしまったらもう二度と元には戻らない…今回の結晶した時の肌を残したかった気持ちもご理解いただけるのではないかと思います。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。