モリスルビー22MRM007【SOLD】

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モリスルビー22MRM007

カラット 0.59ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 5.3/4.5/3.2

モリスルビー22MRM007 0.59ct Myanmar Gem

ルビーサイズ5.3/4.5/3.2

ルビーの特徴

ほんの少し青味を感じさせながらもしっかり赤色が強い色調、透明度の高さ、そして特筆すべきは、レベルの高い彩度です。
クリアな結晶から湧き上がってくる鮮やかな輝きが素晴らしい天然無処理で美しいルビーです。産出は、ミャンマー最北部カチン州のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)です。1.04ctの高品質な六角形の原石、その元々の形を活かして、結晶上面に、テーブルとクラウン、パビリオン側には四角のファセット(切子)面をつけて三段階のステップをつけて磨きました。ルビーを研磨する時には、結晶の軸に気をつかいますが、このルビーは、原石の時から、しっかりと軸が立った状態でテーブルを設置できる理想的な形でした。結果として、大きさは、縦5.3㎜/横4.5㎜/深さ3.7㎜、重さは、0.59ctの素晴らしいルビーに仕上がりました。写真の2時方向の辺の角度が浅いのですが、それが逆にこのルビーの個性で表情があっていいな…と感じます。

このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「S」輝きがあり特に美しいもの、色の濃淡は「#5」で、最高級クオリティのジェムクオリティです。その結晶の中を顕微鏡で見た時、小さなカルシウムの結晶と思われるスタッビィ状結晶インクルージョンが何点か確認できます。

ルビーが、太古に海の底にあったカルシウムの堆積岩が地殻変動により地下深くに移動し、そこで接触変成岩になって行く過程で結晶したルビーであることを物語ってくれます
ナヤン、モゴック産でよく見られる透明でクリアな結晶は、ミャンマー産ルビーの特徴ですが、教科書で使われるような代表的なもので、このルビーが、太古に海の底にあったカルシウムの堆積岩が地殻変動により地下深くに移動し、そこで接触変成岩になって行く過程で結晶したルビーであることを物語ってくれます。地下40㎞で結晶したとされるこのルビーは、365nmの紫外線を当てると鮮赤色に発色しますが、このルビーを赤く輝かせている着色要因であるクロムが、地下深くの深層部で多いことも影響していると考えられます。太古に海底に堆積した生物起源のクロムだという説もありますが、どちらにしろ、大自然の壮大な歴史がこのルビーを産んだのです。同じルビーでも、どこで結晶したのか?によって反応が違うところも宝石は原産地によって大きく価値が違う理由の一つです。ちなみに玄武岩起源のルビーは、蛍光反応は非常に弱いのですぐに分かります。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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