モリスルビー22MRM012

 

Contents

モリスルビー22MRM012

カラット 0.82ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 5.5/5.0/3.4

ルビールース

モリスルビー22MRM012 0.82ct Myanmar Gem

ルビーサイズ

ルビーサイズ5.5/5.0/3.4

ルビーの特徴

赤が強いコクのある抜群の色調が特徴的なルビーは、ミャンマー最北部カチン州のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で産出されました。
ジェムクオリティになることを期待させるクオリティの1.18ctの原石でした。形も良く、ラウンドブリリアントカットでもバフトップでも、0.7ctぐらいの最高のルビーになることを期待していましたが、研磨途中でちょうどテーブルを設置する場所にシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶が60度/120度で交差した内包された姿が絹を編んだように見えることからシルクインクルージョンと呼ばれる)が密集していたため、光を結晶の中に取り入れるパビリオンカットではなく、素晴らしい色調を活かすべくモリスSGカットで、結晶の形に合わせて表面を磨きました。大きさは、縦5.5㎜/横5.0㎜/深さ3.4㎜、重さは0.82ctと大きさを充分に残せました。そして、真っ赤でかわいいルビーに仕上がりました。

このルビーの品質判定のクオリティスケールは
やはりシルクインクルージョンが少し透明度を下げているので、素晴らしい色調ながら美しさは「B」美しいもの、色の濃淡は、「#5」、品質によって3つのゾーンに分けた場合は、ジュエリークオリティです。光の宝石であるダイヤモンドを見慣れていると内包物が肉眼で見えると「キズ」などと表現される方もおられますが、シルクインクルージョンは、キズではありません。

天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのインクルージョンを観てきた私たちモリスは、かなりの確立で、原産地の鉱区まで言い当てることができるようになりました
下の写真をご覧いただきたいのですが、規則正しく整列して内包されているルチルの針状結晶は、古代ギリシャでは、キューピットの矢じりと呼ばれ、結晶の表面に出ている時などは、金色に輝くことからヴィーナスの髪の毛、と呼ばれることもあったそうです。そして私たちは、このシルクインクルージョンを観て、原産地の特定、また、人為的な加熱処理などがされているか?の判断材料にすることもあります。20年以上、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーのインクルージョンを観てきた私たちモリスは、かなりの確立で、原産地の鉱区まで言い当てることができるようになりました。この様に、インクルージョンは、美しさに悪影響を及ぼしていない限り、そのルビーの個性として捉えます。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

Contents
閉じる