モリスルビー18NR0005
カラット 1.08ct
Origin（産地） Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 5.6/5.1/4.1
ルビールース
モリスルビー18NR0005 1.08ct Myanmar Jewelry
ルビーの特徴
赤色の強いしっかりとした色調と色の濃淡、堂々とした天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。
産出は、ミャンマーの北端カチン州のナヤンルビー鉱山です。色がしっかりしたゴロッとした原石の結晶の生地をなるべく大きく残すため、モリスSGカット（結晶元々の形を活かして、最小限の作業で美しさを表現する）でカボション型に磨きました。期待していた通り1ctを超える重さが残りました。サイズは、縦5.6㎜/横5.1㎜/深さ4.1㎜と深さのある立体的な形、そして重さは1ctを超える存在感のある大きなルビーです。
このルビーの品質判定のクオリティスケール
美しさは、輝きがあり美しいもの「A」そして色の濃淡は、「＃5」、品質を3つのゾーンに分けた場合は、最高品質ジェムクオリティです。しかし、上述のように、モリスSGカットで最小限の作業でなるべく結晶の生地を大きく残すのは、一度、削り落としてしまった生地は、二度と戻らないこと、大自然の造形美である無処理のルビーの貴重な生地を次世代に残すのが主たる目的です。だから値段をつける時にシンギュラリティカットのルビーは、既存のカットにしたとしたら、どのくらいの大きさになるのか？予想します。
シンギュラリティカットのコンセプトは、たった一つのルビーにたった一つの形、人中心から地球中心の考え方です
このルビーの場合は、縦横、そして深さ共に十分な生地がありますので、リカット（再研磨）は容易です。クッション型、もしくはラウンド型のミックスドカットにすると、パビリオン側からキラキラとした輝きが湧き出してくるでしょう。そして重さは0.7ctぐらいまで削ることになるでしょう。ですので、このルビーの値段は、0.7ctのジェムクオリティの値段になります。シンギュラテイ（Singularity）の意味は、「特異点」、「唯一無二」という意味の言葉ですが、シンギュラリティカットのコンセプトは、たった一つのルビーにたった一つの形、人中心から地球中心の考え方です。加工しやすい、評価しやすい、流通させやすい、または、ジュエリーの枠に着けやすい形に揃える（大量生産するために大切だった）これまでとは、方向とは逆に、手間がかかろうとも、産出した原石の自然の形に私たちが合わせることにしたわけです。希少な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの結晶は、皆さまが思っているよりも遥かに少ない。だから、加熱処理などの人為的に美しさを改良する技術が発達している訳ですが、宝石の基本であり、世代を越えて家宝になるようなものの大前提は、天然無処理で美しいことです。いつか、この変わった形のSGカットを見たら天然無処理じゃないか！と気付いて貰えることを目指していきたいと思います。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。