モリスルビー18AT0299

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モリスルビー18AT0299

カラット 0.31ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 4.1/3.2/2.7

ルビーの特徴

一目でクリアな結晶とキラキラとしたテリ(結晶の内側から湧き上がってくる輝き)と少し硬い感じのするキリッとした感じが印象的な紫味の強い色調のピンキッシュルビーは、ミャンマー北部カチン州のナヤン(Nam-Ya)ルビー鉱山のマノウ鉱区で産出された原石をラウンド型のミックスドカットに磨きました。
サイズは、直径約4.5㎜で深さが2.9㎜、重さは0.50ctです。ラウンド型ですが、サイズが4.6㎜×4.5㎜でほんの少し間延びしたような感じ、真円でないところが何となくかわいく感じます。ダイヤモンドをラウンド型にする時には、ソーヤブルというピラミッドを型の原石の頂点をカットしてテーブルになる部分を作った後、キューレット側(宝石下部の尖った部分でパビリオンと呼ばれる側)を抑えて軸に着け、ダイヤモンドと他の軸に着けたダイヤモンドを旋盤機でお互いに回転させながら少しずつ、丸い形に磨いて行きます。

モリスルビーの場合は、職人が手作業で丸い形をつくっていきます。そのため何となく人の手で磨いた雰囲気が残ります。
機械化された軸に着けているために完全な円形になるのがダイヤモンドですが、ルビーでも、ラウンドブリリアントカットの場合は、完全な真円にするために機械化されていますが、モリスルビーの場合は、職人が手作業で丸い形をつくっていきます。そのため何となく人の手で磨いた雰囲気が残ります。どちらが良いのか?は、お客様のご判断にお任せしますが、私は、少し歪んでいる手作業でのラウンド型の方が、天然無処理で美しいルビーらしくて好きです。リカット(再研磨)はいつでもできる訳ですから…私たち人間は、飽くなき向上心から、寸分の狂いもない正確な形を目指して機械化を進めてきましたが、宝石ルビーは、大自然からの贈り物であり、一度失った結晶の生地は、もう二度と戻ってきません。その結晶の大切さを感じる職人の感覚で磨いて、茶道で使われる器のように、少し歪んでいる景色を楽しむぐらいがちょうどいいと私は思います。

このルビーの品質判定のクオリティスケール
美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#3」、3ゾーンで見た場合は、ジュエリークオリティ(高品質)です。技術が日進月歩で進化している今日、手作業で歪んでいるのは、進化に対して逆走しているようですが、宝石ルビーらしい形を追い求めていくと…今後も手作業で行きたいと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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