モリスルビー22MYM011

 

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モリスルビー22MYM011

カラット 0.05ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 2.4/2.4/1.1

ルビールース

モリスルビー22MYM011 0.05ct Myanmar Jewelry

ルビーの特徴

真ん丸のラウンドシェイプ、テーブルと24面の三角、四角のファセット(切子)面に取り囲まれたクラウン(宝石上部)とテーブル面からキューレット(宝石下部の尖った部分)がしっかりと中心部に揃っているブリリアントカットのバランスが素晴らしい天然無処理で美しいミャンマー産のピンキッシュルビーです。
磨きの仕上げが良いことで、ルビーを少し動かすとキラッと輝くので、ジュエリーに装着した際に存在感があると思います。しかしプロポーションに関して、2.4㎜の直径に対して深さが1.1㎜と少し不足しています。研磨技術でカバーしていますが、あと0.2㎜あれば…結晶の奥から湧き上がってくるような輝きが発揮されたと思います。ただ、これについては、リカット(再研磨)して直径をあと0.4㎜小さくすると解消されます。しかし、ここまで完璧に近い姿になったのです。いつか受け継がれる時のために結晶の生地を残して置いた方が良いでしょう。

このルビーは明度も高くキラッとした輝きがあるのですが、その輝きがシャープな感じではなく、ほんの少し柔らかいもの
さて、色調は少し紫味を感じさせるミャンマー産らしいピンキッシュなもので、透明度も高くキラッとした輝きがあるのですが、その輝きがシャープな感じではなく、ほんの少し柔らかいものです。これは、内包されるインクルージョンが結晶の中を通る光に影響しています。顕微鏡を使ってこのルビーの内なる世界を覗くと、その理由が良く分かります。ルチルの針状結晶、通称:シルクインクルージョンと呼ばれる内包物が帯状に結晶の中に確認できます。60度/120度で交差する姿は、絹を編んだように見えるのですが、内包のされ方がミャンマー中部のモゴック鉱山で産出するルビーによく見られるものです。短く、他の産地のそれより少し太く、シルク自体が7色にキラキラと反射するのが特徴です。まず、間違いなくモゴック鉱山で産出されたルビーでしょう。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「B」美しいもの、そして色の濃淡は「#3」、品質を3つのゾーンに分けた場合はジュエリークオリティ(高品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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