モリスルビー22MYM017

 

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モリスルビー22MYM017

カラット 0.06ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 2.5/2.5/1.4

ルビールース

モリスルビー22MYM017 0.06ct Myanmar Jewelry

ルビーサイズ

ルビーサイズ2.5/2.5/1.4

ルビーの特徴

少し褐色味を帯びた色調と高い透明度、丁寧にラウンドブリリアントカットに磨かれた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。
サイズは、直径2.5㎜深さは1.4㎜とプロポーションが良く、ルビーを動かしたときのキラキラとした輝きが特徴的です。

このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「B」美しいもの、色の濃淡は「#3」、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)です。顕微鏡を使ってこのルビーの内なる世界を覗いてみると…モゴック産ルビーによくみられる糖蜜上組織(水の中にはちみつを混ぜた時に見えるような景色)とすこし褐色味を感じさせる結晶インクルージョンが観えます。これがまったくの透明だった場合、板状の結晶はカルサイトかも知れませんが、少しオレンジ色にも見えるため、パルガサイトかも知れません。パルガサイトは、モゴックでも産出される緑色の角閃石ですが、ルビーの中に入っているときには、黄色い肌の結晶になることが多いので、形だけ見ればルチルの結晶かも知れませんがパルガサイトだと思います。このように、宝石ルビーの中には、様々なインクルージョンが入るのですが、モゴック産ルビーの場合は、特徴的なシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶)が60度/120度で交差した形で内包されている姿が有名です。そして、このシルクインクルージョンの元であるルチルも時々、柱状で大きく内包されることもあり、ルーペでインクルージョンを覗くたびに、大自然の造形美である宝石ルビーの中には、私たち人間には分かりえない法則が存在していることを感じます。

人の手によって数を増やすことができるなら、宝石の定義である「美」「希少」「不変」からズレると思うからです。
私たちモリスが、例えそれが1㎜のルビーでもすべてのインクルージョンを確認する理由は、それが天然無処理であるかどうか?を確かめるためです。ルビーは一般的に加熱処理をして人為的に美しさを改良しますが、人の手によって数を増やすことができるなら、宝石の定義である「美」「希少」「不変」からズレると思うからです。100年後も同じように希少性が高いことが立証できなければ、今、宝石として手にしたとしても、いずれ変わってしまうかも知れない。宝石は持った人の思い出と共に受け継がれていくものです。思い出が受け継がれるたびにキラキラと輝くためには、天然無処理で美しいことは、絶対条件だと思うからです。このルビーも、間違いなく天然無処理でこの美しさ…小さくても天然ルビーです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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