モリスルビー10AL0273

 

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モリスルビー10AL0273

カラット 0.07ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 2.4/2.1/1.6

ルビー(天然無処理)

モリスルビー10AL0273  0.07ct Myanmar Jewelry

ルビーの特徴

若干強めの紫味を感じさせるパープリッシュな色調は、ミャンマー最北部カチン州にある幻のルビー鉱山、ナヤンから産出されるルビーで多く見られるものです。結晶の高い透明度と彩度の高さが特徴的な天然無処理で美しいルビー
写真では立派な大きさに見えますが、縦2.4mm/横2.1mm/深さ1.6mmオーバル型のミックスドカット(宝石上面をテーブルと三角形の切子面、宝石下面のパビリオン側にステップをつけた形)の小粒なメレサイズです。結晶の形がとても良く、十分な深さがあるため、結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってくる様子は、まさに小さな宝石です。

ミャンマー・ナヤン鉱山産らしい小さなカルシウムの結晶が入っているルビー
顕微鏡を使って、このルビーの内なる世界を覗くと、そこにはまたナヤン鉱山産らしい小さなカルシウムの結晶(アパタイトと思われる)が海に潜った時に見えるプクプクっと音がしそうな気泡にみえる形で内包されています。以前に宝石学博士にお願いして、ラマン分光器という機器を使って、ルビーのインクルージョンを分析した時の経験ですが、カルシウムは、ルビーのインクルージョンとしては、カルサイト(方解石)かアパタイト(燐灰石 )の結晶として入いります。半貴石として知られるアパタイトの結晶は、通常、六方晶ですが、ルビーの中にインクルージョンとして入ると、アメーバのように不思議な形になっていることが多いことが分かりました。アパタイトは、ミャンマーの鉱山でも良く見つかる石ですが、通常は少し緑味を感じさせる青い色で、柱の形で産出しますので、無色透明で泡のような形になるのが不思議なことです。(かわいい形のインクルージョンなので私個人的には好きです)

このルビーの品質判定のクオリティスケール
美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4」、この大きさとしては最適です。そして、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)になります。プロポーションの良いジュエリークオリティのルビー、それも天然無処理で美しいミャンマー産です。小さくても思い出を詰め込んで、大切に受け継いでいただきたいと思います。

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