モリスルビー22SR0047

 

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モリスルビー22SR0047

カラット 0.24ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 3.8/3.0/2.1

ルビー(天然無処理)

モリスルビー22SR0047 0.24ct Myanmar Gem

ルビーサイズ

ルビーサイズ 3.8/3.0/2.1

ルビーの特徴

希少な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの結晶の生地を大切になるべく減らさずに研磨したために残された生地不足によって、うずら豆のような、かわいらしい形に仕上がりました。そのひょうきんな形と相反して、素晴らしい色調、高い透明度、そして高い彩度の個性的なルビーです。
下のインクルージョンの写真、その結晶の内部を顕微鏡で拡大していく、ミャンマー産ルビーらしい、シルクインクルージョン(ルチルの針状結晶が交差して絹を編んだように見える)、小さなスタッビィ状結晶インクルージョン、そしてモゴック鉱山産ルビー特有の糖蜜上組織が確認できます。

ルビーの内側の世界
その内包のされ方は、接触変成岩起源のルビー、どれも天然無処理で美しいミャンマー産の特徴です。よく似たインクルージョンが入るのは、広域変成岩起源のルビー、例えばアフリカのモザンビーク産や、一部のスリランカ産のルビーなどにも、同じ種類の結晶が入ったりしますが、見慣れると全く違います。例えば、シルクインクルージョンについても、ミャンマー産は細かく絹を編んだように見えるのに対して、モザンビーク産のそれは太くささくれ立った印象があったり、ミャンマー産のシルクインクルージョンが短く交差して虹色に輝くのに対してスリランカ産の短く交差したシルクは、白く見える…等々、個体差はありますが、産地による特徴があります。インクルージョンは、その宝石ルビーの個性であり、人間でいうところの指紋のようなもので、法則があるものの、同じものはありませんまた、加熱処理などの人為的に美しさを改良した跡はインクルージョンの変化で見抜けますので、ルビーをお探しの皆様には、興味を持ってご覧いただきたいと思います。処理の有無は、いつか受け継がれる時に宝石としての価値に雲泥の差が出てきます。大したことない…と思っていた記念のルビーが、お宝だったら…思い出は、キラキラと輝きだすはずです。

このルビーの品質判定のクオリティースケールは
さて、このルビーの産出は、ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山です。特徴的な形の原石にファセット(切子)面をつけてオーバル型ミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.8㎜/横3.0㎜/深さ2.1㎜、重さ0.24ctと縦横に対する深さのバランスはとても良く、結晶の奥から本格的な輝きが湧き上がってきます。宝石品質判定のクオリティスケール上では、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」、品質を3つのゾーンに分けた場合、最高品質のジェムクオリティです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

ルビーのインクルージョン

ルビーのインクルージョン

ルビーのインクルージョン

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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