モリスルビー07OR0174
カラット 0.14ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 3.2/3.2/1.6
ルビー(天然無処理)
ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー07OR0174 0.14ct Myanmar Jewelry
ルビーの特徴
ラウンド型のブリリアントカットに磨かれた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)クンザインの14番鉱区で、モリスミャンマーの鉱山開発担当者イエッチョーが発掘しました。漂砂鉱床で多い、何百万年もの長い時間の自然の浸食作用によって、小さく丸い粒のように磨かれた原石をヤンゴンで、ゾーミンチョーが、ラウンド型のブリリアントカットに磨きました。サイズは、縦横3.2㎜/深さ1.6㎜とほんの少し深さが不足しているプロポーションのため、結晶の奥からのキラキラとした輝きが少し弱くなっています。そして、ナヤン産ルビーらしい少し青みを感じさせながらもしっかりと赤い、素晴らしい色調ですが、結晶に色ムラがあり、透明に透けて見える部分があります。欠点といえるレベルではありませんが、品質判定の際には考慮しなければなりません。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「B」美しいもの、天然無処理で十分に美しいレベルで、輝きもありますが、色ムラを考慮するとやはり「A」ではありません。そして色の濃淡は「#4」、このサイズのルビーでは、ちょうどいい濃淡だといえます。そしてクオリティスケールを3つのゾーンに分けると、ジュエリークオリティ(高品質)の枠に入ります。品質判定で重要なのは、そのルビーがどのゾーンに入るものであるか?を明らかにすること、そしてそれぞれの枠の品質のルビーがどのくらい産出するか、出現率を確認、そしてそれぞれのゾーンに入るルビーがどのくらいの人気(需要)があるか?のバランスを見て適正な価値判断をするための道具だということです。どのルビーが好きか?という主観的な目線で「相性の良いルビー」を見つけていただいた時に、そのルビーをどのぐらいの値段で手にするか?の目安になるものです。ジェムクオリティ、ジュエリークオリティ、アクセサリークオリティは、同じ大きさでも、それぞれ値段が違いますので、その理由を説明するときに使うものなのです。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長