モリスルビー07OR0191

 

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モリスルビー07OR0191

カラット 0.15ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 3.1/3.1/1.8

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー07OR0191 0.15ct Myanmar Jewelry

ルビーの特徴

褐色味のある落ち着いた感じのする色調と少し目立つインクルージョンはあるものの、それを除けばとても高い透明度、大人しい感じがする天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ミャンマー最北部カチン州の中北部にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された、小粒で丸い結晶の形を活かしラウンド型のブリリアントカットに磨きました。ナヤン鉱山を幻の…と表現するには理由があります。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーといえば、600年ほど前から産出の始まった、ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山が有名ですが、2000年に天然無処理で美しいミャンマー産ルビーを産出するもう一つの鉱山として見つかったのがナヤン鉱山です。(モンスー鉱山というもう一つの鉱区もありますが、人為的な加熱処理をすることで色を改良するため、天然無処理で美しいルビーの産地という認識はありません)宝石研究所もモゴック産かナヤン産という記述の仕方をします。僅かな違いは、ナヤン産は、産出する原石自体のサイズが小さく、そしてインクルージョンも小さいというぐらいです。モリスは、そのナヤン鉱山で採掘をしていたため、その僅かな違いは分かりますが、モリス以外でナヤン産という宝石商はいないかも知れません。既に産出しなくなったために閉山した鉱区が多くなってきましたので、そのまま知られないまま「幻のルビー」になるかも知れません。地下40㎞で結晶したとされるミャンマー産ルビー、それも無処理で美しい原石は、地殻変動によって、モゴックとナヤンの限られた地域で地表まで運ばれてきます。ナヤン鉱山が幻の鉱山と呼ばれるのは、母岩に着いたまま産出されることが多く、鉱脈が分かっているモゴック産に対して、ナヤン産はすべて漂砂鉱床であり、鉱脈についてよく分かっていません。サイズは、縦3.1㎜/横3.1㎜/深さ1.8㎜と縦横と深さのバランスがとてもよく、重さは0.15ctです。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#3.5」、品質を3つのゾーンに分けるとジュエリークオリティ(高品質)の枠に入ります。小粒ですが、ブリリアントカットに磨かれて結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってきます。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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