モリスルビー22SR0147

 

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モリスルビー22SR0147

カラット 0.20ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.8/3.1/2.1

ルビーの特徴

コクのある赤色ですが、パビリオン側の生地不足により、少し光が抜けてしまい、少し青みが出ているものの素晴らしい色調と高い透明度と彩度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山から産出された原石の生地を大切にヤンゴンの工房でラウンド型のミックスドカットに磨きました。サイズは縦3.8㎜/横3.1㎜/深さ2.1㎜、重さ0.21ctと重さの割には存在感があり大きく見えます。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは、パビリオン側にある少し目立つ生地不足がフェイスアップ(上面から見た姿)で、ほんの少しですが、美しさに影響を与えているために、(⁻)の表示をつけていますが、輝きがあり美しいものです。結晶の質が素晴らしいので「B」美しいものまでではありません。色の濃淡は「#4.5」、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)ですが、この0.2ctのサイズを考えた場合は色の濃淡「#4.5」はジェムクオリティとして考えた方が良いと思います。そして逆に「#6~#7」の間にある濃い色のものはジュエリークオリティとして調整するのが良いでしょう。目安としてのクオリティスケールの使い方です。さて、このルビー、前述の通りパビリオン側にすこし大きな生地不足がありますが、
生地不足をどう考えるかについて説明したいと思います。生地不足とは、ファセット(切子)面をつけていく際に原石にあった地肌が残った状態のことを指します。完成品が欠けたり、割れたりしたりする破損とは、よく似ていますが、まったく違うので見分けないと残念な結果になります。よく見分ける必要があります。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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