モリスルビー23MKMR014

 

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モリスルビー23MKMR014

カラット 1.01ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 6.0/4.7/3.7

ルビーの特徴

少し青味を感じさせる色調と高い透明度、彩度も高い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部のルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘された大きな結晶の生地を大切にオーバル型に磨きました。サイズは縦6.0㎜/横4.7㎜/深さ3.7㎜、重さは1.01ct残りましたが、写真2時方向のガードル(輪郭部分)、そしてパビリオン側に大きな生地不足を敢えて残しました。もちろん、研磨職人の責任ではないのですが、正直に1ct以上の大きさをどうしても残したかったため、ルビーの形を成型する作業を途中で止めて最終の研磨作業に入りました。実際には、0.9ctぐらいの大きさでパーフェクトなルビーになりますので、手にされる方は、0.9ct前後のジェムクオリティのルビーだと考えてください。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは、上述の通り少し無理をして生地を残しましたので「A⁻」マイナスの表示をつけています。色の濃淡は「#6」と非常にコクのある濃いルビーです。品質を3つのゾーンに分けた場合、ジェムクオリティ(最高品質)です。ただ1ctのジェムクオリティは「お宝」として扱われるのですが、このルビーについては、説明の通り、重さの表示こそ1ct、そのままジュエリーに装着すると、生地不足は目立たなくなり立派な大きさを楽しむことはできますが、0.9ctぐらいの交換価値だと認識しておかれた方がいいでしょう。そして、このような素晴らしい品質のルビーは、ぜひ指輪に装着して楽しんでいただきたいと思います。いつもお伝えすることですが、指輪は、ご自分の目で一番身近に見ることのできるジュエリーです。今現在、東京上野の西洋美術館で3750年前から現在までの指輪が展示されていますが、そのそれぞれの指輪をつけただろう方々の思い出を感じられるものです。是非ともご覧いただきたいのが結婚で使われた手と手を結んだモチーフの「フェデリング」、2本の指輪が知恵の輪のように組み合わさった「ギメルリング」です。欧州中世からルネッサンス期のものですが、おふたりの思いが詰まったルビーがついています。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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