モリスルビー22SR0124

 

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モリスルビー22SR0124

カラット 0.20ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.6/3.5/1.9

ルビーの特徴

丸く磨かれた小粒で元気のある天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国中北部にあるモゴック(Mogok)鉱山で産出された原石をヤンゴンでモリスルビーを20年以上磨く研磨職人ゾーミンチョーがラウンド型のミックスドカットに仕立てました。サイズは、縦3.6㎜/横3.5㎜/1.9㎜、重さは0.20ctです。ルビーとしては素晴らしい色調と彩度がありますが、結晶中央下の部分に天然のフラクチャー(裂け目)が入っています。直接、破損の原因になるような悪いものではありませんので、欠点とまではする必要はないでしょう。下のインクルージョンの写真、これは、銀座店で顕微鏡をのぞくミヨテが撮影したものですが、フェイスアップで見たときのテーブルのファセットに沿って入っている白っぽいインクルージョンがそれです。もし仮に、このフラクチャーがテーブル下ではなく、パビリオン側にあったとしたら、まったく気にしなかったでしょう。本来であれば希少な大自然の造形美である天然無処理で美しいルビーは、存在しているだけで特別なものですから、褒めてあげるだけでいいと思います。私個人的には、前述の通り元気のいい感じがして大好きなタイプのルビーですし、アンティークジュエリーをよくご覧になられる方は、このぐらいのフラクチャーは、ロイヤルファミリーが受け継いだジュエリーにも普通に見られるものだということをご存じでしょう。特に気にされることはないと思いますが、ご購入の前に、ご覧いただき確認していただきたいポイントです。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「B⁻」美しいものですが、「マイナス」をつけていますので、実物を見て確認していただきたいと思います。色の濃淡は「#4.5」です。品質を3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)です。アンティークジュエリーの話を出しましたが、普通に使っている分には、破損の原因になるような欠点ではないということです。手の上に乗せて、このルビーが好きだ!と感じられたら、迷わず選んでいただきたいと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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