モリスルビー22SR0095
カラット 0.21ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.7/3.4/2.0
ルビーの特徴
純色に近い赤の色調と高い透明度と彩度、そして少しかわったラウンド型のプロポーションが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国中北部の山奥にある鉱山モゴック(Mogok)で発掘された原石をミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.7㎜/横3.4㎜/深さ2.0㎜、重さは0.21ctと大きくはありませんが、(一昨日の今日のルビーで紹介した、モリスのスタッフがチビ太といってかわいがっているサイズです)真っ赤で明るい、とても存在感のあるルビーで、プラチナ(銀色)のジュエリー、例えば腕の細い指輪のメインストーン、脇石に1㎜ぐらいの小粒なダイヤモンドで取り巻いた形に仕立ててあげると、その赤色とダイヤモンドの白くキラキラした輝きが相まってとても映えると思います。特に小さなダイヤモンドを使うことで、このルビーの完全なラウンド型ではないところが逆に強調されて、個性的な魅力が表現されるはずです。普通の感覚であれば、リカット(再研磨)して、完全なラウンド型のステップカットか、もしくはラウンドブリリアントカットに形を整えると思いますが、四大宝石で最も希少なルビーというだけでなく、その中でも特別な天然無処理で美しいミャンマー産です。表情のある形が似合うと思います。そしてブライダルリングやアニバーサリーなどの特別な思い出になるタイミングで使ってほしいと思います。何十年もたって受け継がれるときに思い出がキラキラと輝きだすはずです。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、素晴らしい色調が特別です。色の濃淡は「#4.5」、サイズから考えると最適であり、また色調の良さをより強調する濃さです。そして品質を3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)です。前述の通り、このサイズ、そして色調を考え合わせると#4.5の濃淡がベストだと思いますので、もし#6の濃さであった場合、光源によっては黒っぽさが目立ってしまう、多くの方が濃すぎると感じるでしょう。そこは付け加えておきたいコメントです。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長