モリスルビー23MKSR014

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モリスルビー23MKSR014

カラット 1.02ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 5.5/4.8/3.7

ルビーの特徴

クッション型に磨かれた品質の高い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、中北部、標高1500mの高地にあり、600年前からピジョンブラッドルビーを産出しているモゴック(Mogok)鉱山で発掘された原石をヤンゴンで磨きました。結晶の生地を大切に磨いたために少し、輪郭に生地不足が残るのも、最高級ルビーではよく見られます。少し褐色味を帯びた色調と高い透明度が特徴的です。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#6」非常にコクのある濃淡です。確りと色がのったルビーが好きな方には、コクと深みがあって最高です。サイズは、縦5.5㎜/横4.8㎜/深さ3.7㎜、少しゴロっとしたプロポーションであり、消費国では「顔が小さい」などと言われると思いますが、原産国のミャンマーでは、「お金持ちのルビー」と呼ばれます。「重たいのに小さく見える…」ということでしょう。面白いのは売る現場に近ければ近いほど「お金を払って買うもの」で誰かが持ってきた商品、鉱山に近ければ近いほど「お宝と出会えてラッキー」と何か偉大なものから選ばれたような感じの雰囲気があります。欧州で産業革命がおこり、日本では「散切り頭を叩いたら、文明開化の音がする」と言われた頃から宝石は一般市民が持てるようになってきたのですが、その時に欧米人が宝石を知らない日本人に「人工合成石」をルビーとして大量に売ったのは有名な話ですが、今もその名残で、西洋の宝石ジュエリーはレベルが高くて、私たち日本は学ぶ立場…という部分は変わっていません。ただ、インターネットの普及によって世の中は変わってきました。欧州では、ルビーもエメラルドも、サファイアも…ダイヤモンドも採れません。ルビーの原産国は昔からミャンマーであり、アフガニスタンであり、原産地の人々には大自然の造形美としてのしっかりとした文化があります。要するに、売り買いするものという感覚が強い欧州と、大自然の造形美であり、恵みだという意識が強い原産地の感覚の違いが今も残っています。これからの世の中、キーワードは文明ではなく文化だと思います。時と場所を越えて受け継がれれていくのがルビーだと信じて、モリスは活動を続けていますが、この1ctを超えるルビーはまさにそれに相応しいと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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