モリスルビー23MY0174

 

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モリスルビー23MY0174

カラット 0.07ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 2.5/2.5/1.5

ルビーの特徴

コクのあるピジョンブラッドルビーの色調と美しさには影響を与えない細かい結晶インクルージョンはあるが、十分高い透明度、ラウンド型の輪郭と下の部分にシャープなブリリアントカットを配置して磨いた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ピジョンブラッドルビーを長きに渡り産出してきたモゴック(Mogok)鉱山で発掘されました。(ピジョンブラッドルビーは、モゴックともう一つ最北部カチン州にあるナヤン鉱山でも産出します)サイズは、縦横2.5㎜/深さ1.5㎜、縦横に対する深さのバランスはピッタリです。そして重さは、0.07ct…とても小粒です。そしてこのルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもので、前述の通り天然無処理の特徴的な小さな結晶インクルージョンは肉眼では見えません。非常にクリア結晶です。色の濃淡は「#5.5」、品質を3つのゾーンで分けた場合、GQジェムクオリティ(最高品質)です。「#6」でもGQ最高品質の枠に入りますが、大きさを考えるとこれくらいが最も濃いルビーで、これ以上濃くなると好みが分かれてきます。人によっては最高品質でも濃すぎると感じるでしょう。これはクオリティスケールが1ct前後の大きさを目安に、ラウンド型であれば縦横5㎜前後で考えられているからです。それを考えると3ctを超えてくる大きさのルビーになれば「#5」でも少し淡いと感じる方も出てきます。大きさによって濃淡の見方も少しずつ変わってくるということも覚えておいて欲しいと思います。「宝石を知り尽くした人が、最後に辿り着くのがルビー」とよく言われますが、これはルビーの「赤色」が関係しています。人間は目を使って「色」を感知しますが、目の裏側にある光を感じるセンサー「錐体」の60%は赤色を感じるためのものであり、赤色の微妙な濃淡の違いが見分けられる…この微妙な感覚の話も、クオリティスケールというモノサシ(基準)があるからできることです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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