モリスルビー07AT0181

 

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モリスルビー07AT0181

カラット 0.45ct
Origin(産地) Myanmar
Size(サイズ) 4.7/4.0/3.0

ルビーの特徴

強烈な輝き、蛍光性の強いピンキッシュでパワフルな天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、その透明度の高さ、彩度の高さが別格です。ほんの少し紫味を帯びた存在感のあるネオンカラーのピンキッシュルビーは、ミャンマー最北部カチン州にあるルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)においてモリスミャンマーの鉱山開発担当であったイエッチョーが発掘しました。そして原石の時からネオンカラーに輝く不思議な原石をオーバル型のミックスドカットに磨きました。クラウン側にスターと、パビリオン側をブリリアントカットにしました。サイズは縦4.7㎜/横4.0㎜/深さ3.0㎜、抜群のプロポーションです。そして、このピンキッシュルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「S」輝きがあり特に美しいもの、めったに出会えない特別な美しさを持っています。色の濃淡は「#3」、濃淡こそ高くないのですがホットピンク、最高級のピンキッシュルビー(ピンクサファイア)です。品質を3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)です。さて、鑑別業者が発行する分析結果報告書(通称、鑑別書)では、このルビーの色の濃淡の場合、業者によっては宝石名ルビー、また別の業者では、宝石名ピンクサファイアとなる、ちょうど境界線上にあります。モリスではピンキッシュルビーと呼ぶ理由は、紛らわしいからです。
鉱物種は、両方ともAl²O³(コランダム)であり同じです。色が淡くなってくるとピンクサファイアと呼ぶのは分かりますが、このモリスがピンキッシュルビーと呼ぶ、境界線にあるものは、業者によって宝石名の表記がルビーになったりピンクサファイアになったりします。
問題は、ルビーだと思って買った人が、別の鑑別業者に依頼したら、ピンクサファイアと名前が変わる可能性があるということです。第三者である鑑別業者は、値段に直結する品質に責任は持たないと書類に明記されています。お買いになる時の値段についても責任を持たない、あくまでも第三者としての意見を述べる立場です。誤解のないように説明を加えますが、宝石を自分の眼で鑑別できない人が宝石を取引する際には、分析結果報告書は、とても便利なものです。モリスも時々、どう見ても分からない石と出会うとこがありますので、分析をお願いすることがあります。しかし、責任を持つのは品質保証をするモリスです。お客様にそのことを説明した上で、ルビーのJQジュエリークオリティの値段でお届けしています。問題なのは、美しさが同じ「S」だとして、#3のルビーを#5の濃淡の値段で売ろうとすることです。ルビーとして見た場合、GQではありません。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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