大切なパートナーへの決意や、今感じている幸せな気持ち、これから始まるふたりの未来へ思いをはせて。選ぶ時、贈るとき、そして受け取るとき…。すの全てのシーンにふたりだけのストーリが存在するとっても大切なもの。それが[婚約指輪]と[結婚指輪]です。そんな大切なものだから、じっくりと、楽しんで選んでいただきたい。婚約指輪や結婚指輪はいつから存在するのか、どうして必要なのか。その価値を知ることで愛する人を、そして指輪への想いがより深いものに。ブライダルリングの歴史を知りこれまでの常識だと思っていた前提や価値観にとらわれずに、史実を紐解くことで見えてくることもあります。知っておいて欲しい大切なポイントをお伝えしています。
愛を意味する宝石ルビー
婚約指輪といえばダイヤモンドというが現代の常識となっていますが、史実をひも解いていくと、婚約指輪の宝石として選ばれていたのはルビーが始まりだったことが分かってきました。ルビーが愛の証として贈られるようになったのは、日本の歴史でいうところの鎌倉時代までさかのぼり、ヨーロッパ王室の文化が始まりです。その当時の宝石にはお金以上の価値が与えられていて、婚約指輪を贈ることは貯金通帳を手渡すこと、つまり“財産の全てを託すから結婚してください”という覚悟を持って行われていました。“あなたと結婚したいという想いは本気です”という気持ちの表れとして、宝石の中でも人を魅了する美しさを持つ宝石であり、希少性の高い価値があるルビーが選ばれたのです。
ルビーに込められるメッセージ
ルビーはもともと「生命」「勝利」をもたらす軍神の石として崇められていましたが王様が未来の妻となる女性に贈り物として捧げてからは、「愛」を表すようになり現代にいたっています。今でもロイヤルファミリーなど特別な人々はルビーを婚約指輪として贈ります。高円宮典子様に贈られた指輪もルビーです。天然ルビーはますます需要が高まっています。天然無処理の美しいルビーはこの15年間で2~3倍の価格がつけられるようになりました。王族たちが愛した一生物の宝物を手に入れられる最後のチャンスといっても過言ではありません。
ルビーが「愛」の象徴として贈るのが婚約指輪のはじまりです。上の写真は1200年代に普及したフェデリングというもので、[フェデ]はイタリア語で“忠実”を表し、手と手を取り合った形が特徴的です。ヨーロッパでは、手を見せる行為は「正直」「偽りがない」ことを意味し、その形は、結婚指輪で多く使われました。(指輪88[4千年を語る小さな文化遺産たち]淡交社より引用)
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