ダイヤモンドMD0029【SOLD】

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ダイヤモンドMD0029

  • Carat(重量) 0.02ct
  • Size(寸法) 1.9mm
  • Quality (品質) GEM( G – VS )
  • Fluorecence(蛍光性) None

ダイヤモンドの特徴

今日は、台風の影響からか、久しぶりに雨が降り始めました。さて今日も一石のダイヤモンドについて個性をみていきます。「今日のダイヤモンド」のサイズは、直径1.9㎜のメレーダイヤモンドです。メレーダイヤモンドとは小粒のダイヤモンドのことを指します。日本では0.2カラット未満のものをいい通常のダイヤモンドとは区別して扱われています。メレーダイヤモンドは、婚約指輪(エンゲージリング)のメインストーンを引き立たせるための脇役として使われたり、結婚指輪(マリッジリング)では、さり気なく煌めくスパイスのような存在として使われたりします。また指輪の腕の部分に、メレーダイヤモンドを美しく並べパヴェリングとして使われたりもします。「今日のダイヤモンド」は、愛を表す宝石として知られているルビーと永遠を表すダイヤモンドを5石と6石、合計11石を交互にセッティングしたエタニティリングに使用します。そのため、カラーグレードは、6石合わせる必要があります。今回、エタニティリングに使用するダイヤモンドは、ほぼ無色のGカラー。そしてクラリティグレード(透明度)はVSクラスで揃えることにしました。VSクラスとは熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等が発見できる程度のため、肉眼で確認することは難しく、「今日のダイヤモンド」もインクルージョン(内包物)を見つけることはできませんでした。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。するとダイヤモンドをフェイスアップ(ダイヤモンドを上から見る)で見ると、テーブルファセット(一番上にある8角形の平らな面)に幾つかの針で突いたくらいのPin Point(ピンポイント/極小さな白色の結晶内包物)を発見しました。またその隣のスターファセット(テーブルファセットに接した8つの三角形のファセット)には、まるで天の川を描くような形でPin Pointが存在していました。先程、肉眼では全く発見できなかったこのダイヤモンドも、結晶する時の履歴が残されていました。同じものが二つとない、天然の宝石ならではの個性を見つけることができました。確かにダイヤモンドは無色透明、輝きが命の宝石です。ですが輝きに影響を及ぼさない程度のインクルージョンであれば、それぞれの個性として捉えればよいのではないでしょうか。

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