ダイヤモンドMD0105【SOLD】

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ダイヤモンド MD0105

  • Carat(重量) 0.058ct
  • Size(寸法) 2.4mm
  • Quality (品質) GEM( G – VS )
  • Fluorecence(蛍光性) NONE

ダイヤモンドの特徴

爽やかな秋晴れが続く京都ですが、ここ数日で急に冷え込みが厳しくなり、季節の変わり目に用意していた薄手のコートを着る間もなく、ダウンコートが恋しくなるほどの気候です。朝晩は特に冷え込みますので、皆さまも衣服で調整されながら健やかにお過ごしください。では早速今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきます。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、重量が0.058ct、直径サイズが2.4mmのメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、無色透明のDカラーから、D,E,F,G…と数えて4つ目のGカラーです。D~Fカラーは「無色」と括られていますが、Gカラーはその次の「ほぼ無色」というグレードです。「今日のダイヤモンド」を一石だけ眺めていると、「ほぼ無色」という評価だけあって、限りなく無色に近い色です。流石に、Dカラーを横に並べると、ほんの僅かの違いは判断できますが、ほぼ気にはならない程度です。そのため、ご婚約指輪として選ばれる場合は、Gカラー以上をお勧めすることが多いです。ただ、色もお好みがあって、無色透明のDカラーから数えて8つ目のKカラーを、お選びになるお客様もおられます。同じご予算の中で、ダイヤモンドを選ばれる時、Dカラーをご希望になれば、カラット数(重量)は必然的に低くなります。反対にカラーグレードをKカラーまで下げれば、高いカラット数のダイヤモンドをお選びいただくことができます。勿論Kカラーを選ばれるのは、ご予算だけの問題ではありません。ただ純粋に「太陽のように、ほんのり色付く温もりがあるダイヤモンドの輝きが好き」という理由で選ばれる方もおられます。ダイヤモンドもルビー等の色石と同じように、好みでお選びになることが一番大事だと思います。話は逸れてしまいましたが、「今日のダイヤモンド」のクラリティーグレード(透明度)はVSクラス(Very Slightly Included・べリー・スライトリー・インクルーデッド/熟練の鑑定士が10倍に拡大して特徴(個性)等がなんとなく確認でき、微小と特徴づけられる程度。)そのため、肉眼で見てもインクルージョン(内包物)は全く確認することはできません。そこで顕微鏡で80倍に拡大してダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)で見てみると、一番上にあるテーブルと呼ばれる8角形の平らな面の端っこに「FRACTURE/フラクチャー」を一つ発見しました。劈開方向に関係なく生じたワレをフラクチャーと呼びます。その亀裂面は、クリページの平面的な劈開割れに比べて、フラクチャーは一般に不規則な割れ方を示します。しかしダイヤモンドの場合、どのような亀裂も劈開面にそう傾向にあるためフラクチャーもクリページから発達していたり、クリページを誘発して混在していることも多いです。「今日のダイヤモンド」の中に存在するフラクチャーは、位置や大きさなどから、耐久性を脅かすものではなく、また輝きに影響を及ぼす存在ではありません。むしろ「今日のダイヤモンド」の唯一無二の結晶を証明するものであって、このフラクチャーも個性の一つと捉えていただければと思います。最後にカットグレードは、EXエクセレント、最上のカットグレードです。ただ、テーブル面の正方形を観ていただいてわかるように、正方形が、僅かに外ぞりになっていることから、輝き方が少しおっとりとした印象を与えます。それも「今日のダイヤモンド」の個性です。このように、同じように見えるダイヤモンドも、実は一石一石個性を持って生まれてくるのです。それがたとえ直径2.4㎜のメレー・ダイヤモンドだとしても。

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