ダイヤモンドMD0107

Contents

ダイヤモンド MD0107

  • Carat(重量) 0.043ct
  • Size(寸法) 2.2mm
  • Quality (品質) Jewelry( G – VS)
  • Fluorecence(蛍光性) NONE

ダイヤモンドの特徴

昨日京都は、日中の気温が25℃まで上がり、夏日を思わせるような一日でした。今日も20℃まで気温が上がる予報です。朝早くから修学旅行生たちが、とても楽しそうに観光バスに乗り込んでいました。ステキな思い出ができると良いですね。さて、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)を観ていきます。今日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、重量が0.043ct。直径サイズは2.2mmの小粒のメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、無色透明のDカラーから順番に数えて、D,E,F,G…4つ目のGカラー。無色透明に近い、「ほぼ無色」と括られるグレードです。早速、ルースケースからダイヤモンドを取り出し輝き方を確認しました。細かい各ファセット面(カットされた面)からキラキラと七色の煌めきとともに、美しく輝き始めました。直径わずか2.2㎜でありながら、そのシャープな美しい輝きは、天然の物質の中で、圧倒的に高い屈折率を持つダイヤモンドならではの輝きです。さてそれでは、この美しいメレー・ダイヤモンドの内側の世界を覗いてみましょう。今日は、顕微鏡で80倍に拡大して観てみます。ダイヤモンドをフェイスアップ(上から)みると、一番上にあるテーブルと呼ばれる8角形の平らな面の中央あたりに、CLOUDを発見しました。CLOUDとは、針の先で突いたような極めて小さなインクルージョン(内包物)が密集し、まるでその様子が雲のように見えることからそのように呼ばれています。このCLOUDが広範囲に渡って存在すると、輝きに影響を与えてしまうのですが、10倍のルーペでも確認できない程度のため、輝きに影響を及ぼすものではなく、また耐久性を脅かすものではありません。むしろこの雲のようなインクルージョンは、このメレー・ダイヤモンドの個性であり、天然である証でもあります。「今日のダイヤモンド」のように、小粒のメレー・ダイヤモンドは、数個まとめてデザインされるジュエリーに使われたり、他のカラーストーンを引き立たせる脇役であったりします。現在、市場に出回っているほぼ全てのジュエリーに、メレー・ダイヤモンドが使われていることから、宝石を語る時に忘れてはならない存在となっています。

Contents
閉じる