ダイヤモンドMD0130

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ダイヤモンド MD0130

  • Carat(重量) 0.025ct
  • Size(寸法) 1.8mm
  • Quality (品質) Accessories(G – I)
  • Fluorecence(蛍光性) NONE

ダイヤモンドの特徴

今朝は、薄暗い冬の空。冷たい風が吹けば、枝から枯れ葉が離れ、ゆらりゆらりと美しく舞いながら地上に降りてきました。秋も深まり、季節は冬へと向かう中、可愛らしい桜の花に出会いました。不断桜と呼ばれるこの桜は、10月頃から4月頃まで、ちらほらと順番に小さな花を咲かせていきます。寒い季節に咲く桜は、なんとも愛おしく感じます。さて、それでは、今日も一石のダイヤモンドの特徴(個性)をみていきましょう。本日ご紹介する「今日のダイヤモンド」は、直径1.8㎜の極めて小粒のメレー・ダイヤモンドです。カラーグレードは、無色透明のDカラーから、D.E.F.G…と上から順番に数えて4番目の「ほぼ無色」と評価されるGカラーです。次にクラリティグレードですが、肉眼でみると輝き方にばらつきがあるのを確認しました。そこで10倍のルーペで拡大してメレー・ダイヤモンドの内側の世界を覗いてみることにしました。輝きのばらつきの理由は、インクルージョン(内包物)にありました。僅か直径1.8㎜のメレー・ダイヤモンドの中には、クリスタルインクルージョン(結晶内包物)や大きさの異なるフラクチャーが幾つも発見されました。これらのインクルージョンは、「天然の証」ではありますが、ダイヤモンドは「輝きが命」の宝石です。大きなインクルージョンがあるために、その部分に光が通らず白くなって見えてしまいます。また、これほど沢山のインクルージョンを内包している場合は、耐久性にも問題があり、強い衝撃によって砕けてしまう可能性があるため、取り扱いには十分気を付けなくてはなりません。「今日のダイヤモンド」のような石は、ジュエリー業界では「ピケ石」と呼ばれています。GIAの評価基準では、ダイヤモンドの特徴(個性)や傷などが肉眼で容易に確認できる「Iクラス」となります。ダイヤモンドは、地下150㎞より以深の高温高圧下で結晶し、最も硬い鉱物がゆえに、厳しい地殻変動に耐えて地表にでてくることができた奇跡の宝石です。ですが、「今日のダイヤモンド」は、受け継ぐジュエリーに使用するわけにはいきません。モリスブライダルで使用するメレー・ダイヤモンドのクラリティグレードは、全てVSクラス以上、つまりジェムクオリティ(最高品質)です。宝石の定義は、美しく、希少性が高く、経年変化がないもの。美しくなければ、宝石とは呼べません。また美しくても、人間が創りだしたモノは、「宝石」とは呼べません。人が手を出せない領域にあるのが「宝石」です。

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