モリスルビー22DR0012

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モリスルビー22DR0012

カラット 0.06ct
Origin(産地) myanmar
Size(サイズ) 2.5/2.5/1.4

ルビーの特徴

明度が高く紫味を感じさせない真っ赤な色調と高い透明度と彩度、そして素晴らしいプロポーションが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘されました。ナヤン鉱山は、漂砂鉱床です。漂砂鉱床とは、テレビなどで放映される時には、鉱夫が川に入いりザルで川底をすくいながら砂金を探す様子がよく出てきます。それと同じ方法で水の力を使ってルビーの原石を探す原始的な方法です。金やルビーのように比重の重たい鉱物を探すのに適した鉱法です。ルビーが眠っている地層、現地の言葉で「ブヨン」と呼ばれる鉱脈を探しながら掘り続けます。今から4000万年~2000万年前に、ナヤン鉱山のある場所の地下40㎞で結晶したとされるルビーの原石が、長い時間をかけて土砂に揉まれながらお酒でいうと大吟醸のお米のような状態になり、地表まで上がってくる…奇跡的なことです。そして直径数ミリのこのお宝は、モリスがナヤンを採掘していなければ、現地の人々のアクセサリーやジュエリーになっていたでしょう。日本にやってくることはなかったルビーです。現地ミャンマーでもルビーは最高の宝石として大切にされています。一般の人々が金を使った指輪やネックレス、ピアスに使われます。現地では、相当のお金持ちでなければ1ct以上のルビーは買えないので、着けているとしたらスピネルか、もしくは、昔からその家に伝わるものです。ナヤンで発掘されたその小粒な原石は、ヤンゴンまで運ばれて、モリスルビーを20年ぐらい磨いてくれる研磨職人がラウンド型、直径2.5㎜/深さ1.4㎜、重さ0.06ctのブリリアントカットに磨いてくれました。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡「#4.5」、3ゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)です。自己満足かも知れませんが…モリスが採掘をしていなければ、この小粒な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、日本にやってくることはなかったと思いますし、お宝として誰かに大切にして貰うことも無かったかも知れません…ご縁がつなげられて良かったと思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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