モリスルビー22DR0007

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モリスルビー22DR0007

カラット 0.08ct
Origin(産地) myanmar
Size(サイズ) 2.5/2.5/1.8

ルビーの特徴

路地を歩いている時に、隅の方で小さなお花が咲いていると「控えめの美しさ」を感じることがありますが、それを地で行くような…パッと小さな花が咲いたような印象の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された漂砂鉱床の小さく丸い原石をラウンド型のブリリアントカットに磨きました。ミャンマー産ルビーらしい少し青味を感じさせながもしっかり赤が強い色調とそして高い彩度、透明度については、インクルージョンが少し目立つため、まずまずですが、それを十分に補っているプロポーションの良さが特徴的です。このプロポーションの良さとは、左右非対称とか、シンチレーションの強さなどダイヤモンドの4Cで言われているどれだけ正確な寸法、バランスでカット研磨されているか?という人が左右できる要素ではなく、難しい原石の潜在力をフルに発揮しているという意味です。サイズは縦横2.5m/深さ1.8㎜、重さ0.08ct、縦横の寸法に対する深さの割合はベストです。そしてこのルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「B」美しいもの、インクルージョンは多いものの、破損の原因になるものでなく、このルビーが世界にたった一つの個性だということをアピールしています。そして色の濃淡「#4」、大きさを考えるとちょうど良いでしょう。そして、品質を3つのゾーンGQ/JQ/AQに分けると、JQジュエリークオリティ(高品質)です。そして下のインクルージョンの写真をご覧ください。前述のテーブル下の大きな結晶インクルージョンが撮影されています。スピネルと思われるしっかりとした形の結晶です。宝石の中で、また別の宝石の結晶が輝いている…天然無処理の宝石の魅力の一つです。加熱処理などをして人為的に美しさを改良しようとしたルビーのインクルージョンは、こういう美しい結晶のまわりが熱によって破損してしまったり、溶けてしまったり…私は、顕微鏡を覗いて観察すると、パッと見たキレイな印象とインクルージョンが醜い姿になっているギャップがあり、好きになれませんでした。それを思い出すと、テーブルの下に、堂々とキレイな無処理の結晶がドンッ…とあるのは、私個人的には好きです。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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