モリスルビー22DR0021

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モリスルビー22DR0021

カラット 0.08ct
Origin(産地) myanmar
Size(サイズ) 2.6/2.5/1.7

ルビーの特徴

丸く整った外観のラウンド型ブリリアントカットに磨かれた天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘されました。漂砂鉱床であるナヤン鉱山では、小さく丸くなった、ピンキッシュで透明度の高い原石が多く産出されます。(もちろん、処理が必要な黒っぽい原石の方が遥かに多く産出しますので、研磨すれば無処理で美しいルビーの原石という意味ですが…)その原石をヤンゴンにいる研磨職人ゾーミンチョーが、いい仕事をして仕上げてくれました。サイズは、縦2.6㎜/横2.5㎜/深さ1.7㎜、重さは0.08ctです。紫味を帯びながらしっかりとしたルビーの色調と、彩度の高い結晶です。微小な結晶インクルージョン、糖蜜状組織、シルクインクルージョンと原石の時から入っているフラクチャー(割れ、ヒビ)が確認でき、結晶の質は非常に良いのですが、透明度については「悪くない…」といった水準です。フラクチャーについては、ダイヤモンドでこの大きさのフラクチャーが入っていると、確実に「欠点」があると認識されて、4Cのクラリティでは「I₁~I₂」になるでしょう。内包物が目立つため品質が低いとされます。ダイヤモンドには、劈開面があり、割れる癖のある宝石で、割れ難いルビーと違うところですが、割れる原因となるフラクチャーはインクルージョンとしては、ルビーの品質を上げることもあるシルクインクルージョンとは違う視点で見ることになります。さて、これらを考慮したうえで、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさ「A⁻」輝きがあり美しいものですが、前述の通り、インクルージョンが少し多いことと、破損の原因にはならないもののフラクチャーが目立つ点を考慮しました。色の濃淡は「#3」大きさ直径約2.5㎜のラウンド型ブリリアントカットとしては、明るめのルビーが好きな方にはピッタリだと思います。そして、このルビーをクオリティスケール上でみたGQ/JQ/AQの3つのゾーンに分けるとJQジュエリークオリティ(高品質)になります。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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