ブローチをお探しの方
還暦お祝いとしてご自分へ、ご両親へ、ご友人へ
ブローチは年齢を重ねた方におすすめのアイテムです。
フォーマルの場、ビジネスの場などで着用された場合にきちんとした印象を与えます。
またルビーのブローチを日常使いされるのであれば、ルビーの赤色をお守りとして身に着けられるのも良いのではないでしょうか。
ブローチの歴史
ブローチは何千年もの間、衣服、帽子、その他のアクセサリーに留めるためのピンが付いた装飾用の留め具として着用されてきました。デザインは動物、植物、イニシャルなど、さまざまなものが作られてきました。
シンプルで装飾的なブローチは時を超え流行し、コート、ジャケット、セーター、帽子、スカーフなどに装飾品として付けることができます。
ブローチは時代ごとに用途が大きく変化してきたため、重要な年代指標と見なされることがよくあります。
- 初期 青銅器時代
- ローマ帝国時代
- 5世紀以降
- 6世紀から10世紀 ビザンチン帝国時代
- 17世紀
- 18世紀
- 19世紀
- 20世紀
【初期 青銅器時代のブローチ】
青銅器時代 ブローチは当初美しいジュエリーではありませんでした。
最も初期のタイプは、衣服を留めるために荒野の茂みから取った鋭いトゲだったと言われており、それは現代のブローチの原点だと言われております。素材は木、火打ち石、角、貝殻、彫刻された石などの自然素材が使用されました。文明が進化し、技術が発展するにつれて、金属が好まれ、シンプルなブローチが作られました。
【ローマ帝国時代のブローチ】
ローマ帝国時代には、初期のブローチはフィビュラと呼ばれ、装飾用の留め金を表していました。これはローマ帝国時代、衣類やマントを留める為に使用されていました。現代でいう安全ピンの様な役割で長さは10cm程です。
【5世紀以降のブローチ】
5世紀から表と裏にメッセージやシンボルが刻まれたブローチは、キリスト教徒が信仰を示すために、よく身につけていました。
【6世紀から10世紀 ビザンチン帝国時代のブローチ】
ビザンチン帝国時代はブローチに大きな影響を与えました。
カラフルな色彩を好むこの時代は鮮やかなエナメルが施された円盤型のブローチが生み出されました。しっかりとした土台にシンプルなピンが付けられ、様々な宝石と真珠がセットされました。衣類に着けるアイテムとして使用されましたが、精巧な職人技が発揮され、ステータスにもなっています。
【17世紀のブローチ】
ブローチは時代と共にダイヤモンド、サファイア、ルビーなどの宝石が使用される様になりました。
その為、ブローチはより特権階級の人々が身に着けるアイテムとなりました。
17世紀にはブローチは強力なジュエリーアイテムとなりました。ロシアでエカテリーナ大帝が帝国を統治していた頃、彼女は権力の象徴としてダイヤモンドに囲まれたエメラルドのブローチを身に着けていることが知られていました。この時代には、花のブローチや花瓶のブローチや琥珀で作られたブローチも人気がありました。
【18世紀のブローチ】
18世紀からブローチは女性の間で人気でした。
ブローチは洋服をより際立たせる装飾的なアクセサリーとして着用されました。使用された貴金属はシルバーやゴールドで、宝石はダイヤモンドやその他の貴重な石が使われ、真珠も好まれました。
【19世紀のブローチ】
ジュエリー技術の向上により、ブローチは種類が増えていきました。
19世紀の富裕層が増えると共に、大量に中価格帯のジュエリーが作られるようになりました。例えば、カメオの周りに宝石を囲む様に留められたもの。モチーフとしては鳥、三日月、葉、弓、花、星などです。またヴィクトリア女王の時代、センチメンタルジュエリーと言われる、ブローチに故人の髪の毛を編んで入れるものが作られました。
【20世紀のブローチ】
20世紀に入ってもブローチは人気のアイテムでした。
デザインはより多様になりました。例えば幾何学的模様のアールデコのデザインはプラチナとダイヤモンドなどの貴重な宝石でよく作られました。第二次世界大戦中、ブローチは戦争への支持を示すためにも使用され、アメリカの国旗などの愛国的なシンボルがデザインされることがよくありました。
ブローチの種類
ブローチは大きく分けて4種類あります。
針の形状により名称や着け方が異なります。
- ブローチピン(風車式・鉄砲式)
- ピンブローチ
- タックピン
- クリップ
ブローチピン(風車式・鉄砲式)
一般的なブローチがこのタイプです。風車式と鉄砲式の2種類があり、風車式はピンの先端を収納する部分が回転し、ピンを留めた後も外れにくい構造になっております。鉄砲式は、筒状の収納部分を留める部分をピンと同じ方向に引っ張ることで、ピンの収納ができます。
ピンブローチ
長いピンにデザインがあるモチーフ部分が付いたもので、キャッチ部分が布から出るタイプです。モチーフ部分とキャッチ部分が布表側に出て、ピン部分の大部分は布裏側に隠れます。
タックピン
短いピンにモチーフが付いているタイプで、モチーフのサイズは小さいデザインが多いです。ピンはモチーフに対して垂直に付いています。
クリップ
バネで挟んで留めるため、布に穴を開けずに着けることができます。
還暦に赤色のルビーが最高な理由
還暦とは60歳を迎える方のお祝いで、中国が発祥の地です。日本には奈良時代に伝わったと言われております。
当初は貴族階級の間だけでお祝いされており、室町時代から江戸時代頃に一般的に広まったと言われております。
- 60歳の理由
- 赤色の意味
- モリスルビーが最高な理由
【60歳の理由】
還暦の意味は十二支(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)と自然界の形と質を表す十干(甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)の組み合わせが60種類あり、人間が生まれてから60年して、この60種類の干支が一回りします。
つまり生まれてから60歳を迎えたところで一回りして、生まれた年に戻るということです。本来、数え年で61歳になったときに還暦のお祝いをしておりました。
近年、満60歳のお誕生日で還暦のお祝いをする方が多くなっております。お祝い事は楽しいイベントですので、60歳と61歳で還暦のお祝いを2回行うのも良いかもしれませんね。
【赤色の意味】
古来より赤色には、魔除けや厄除けの効果があると考えられております。
神社の鳥居の色、お祝い事に赤飯を用いること、また「古事記」には邪気を払うため、床に赤土をまき散らしたとの記述があります。
【モリスルビーが最高な理由】
モリスルビーは大変希少性の高い天然無処理で美しいミャンマー産のみを販売しております。
一般的に販売されている殆どのルビーは「加熱処理」がされております。
採掘された黒ずんだルビーの原石に熱などを加えて色や透明度を改善したものです。
つまり、加熱ルビーは人間の手により「美しく改善されたルビー」で、いくらでも量産できるのです。
加熱処理をされたルビーと天然無処理のルビーは顕微鏡で中を覗くと内包物の状態により、すぐに違いが分かります。
まとめ
ブローチは流行に左右されず長くご愛用いただけることが伝わりましたでしょうか。
還暦のお祝いとして天然無処理のミャンマー産モリスルビーであれば希少価値があり、その美しさにより喜びが増すでしょう。
代々受け継ぐことで更に時代を超えていく品になると思います。
天然無処理のモリスルビーは大自然の造形美として大地のエネルギーを内に秘めております。
私たちは宝石のプロとして、モリスルビーの説明を店舗にてできればと思います。
是非、実際に銀座店・京都三条店にてモリスルビーの自然美をご覧下さい。
みなさまのご来店を心よりお待ち申し上げます。
最後までお読み下さりありがとうございました。
参考文献 「ジュエリーの歴史」 八坂書房