ルビーの価値は、見た目だけで判断するのは難しいものです。
美しい輝きを放つルビーネックレスやピアスは本物なのか、品質は確かなものなのか、その見分け方は、私たち宝石商の信用の上に成り立っていると言っても過言ではありません。
今回は宝石商の信用をテーマに「有閑倶楽部」という1冊の漫画からご紹介したいと思います。
有閑倶楽部とは
有閑倶楽部は、漫画家一条ゆかり氏が1981年から「りぼん(集英社)」にて連載を開始した少女漫画です[1]。
超がつくほどの男女6人のセレブ高校生が“ひまつぶし”のために立ち上げた有閑倶楽部。
ひょんなことから思いもよらぬ様々な事件に遭遇し、それぞれの持つ才覚や知識を活かして、それら事件を解決していくストーリーで、友情や恋愛、ぶつかりあいや大人とのしがらみを通して成長していく6人の姿が描かれています。
2002年に連載終了後も女性誌「Cocohana(集英社)」にて不定期に連載されており、累計売上2700万部以上を記録、2007年にはドラマ化されるなど、連載開始から40年以上経った現在も多くのファンに親しまれています。
有閑倶楽部の1話から見る「宝石商の信用」の重要さ
漫画「有閑倶楽部」の記念すべき第1話目には、宝石商には信用がすべてであることのエピソードが描かれています。
有閑倶楽部のメンバーの1人である黄桜可憐(きざくら かれん)は、宝石商の一人娘として生まれましたが、父親が早くに死別し、母親が宝石商を引き継いで母子家庭に育ってきました。
そんな母親がしでかしてしまった大きな失敗。
それは、ソ連大使夫人がアメリカ大使夫人へプレゼントするためのルビーがイミテーション(偽物)だったのです。
この失敗の裏には、大きな事件へと発展する理由が隠されているのですが、可憐と母親のやり取りの中で、こんなシーンがあります。
【母親】
あ!可憐ちゃん
うちの信用 もうまるつぶれよ
今更じつはニセ物だから本物とかえてくれっていえやしないわ
これがほかに知れたらもうだめよ
この商売信用だけでもってるんですもの
そりゃあイミテーションだってちょっとしたものよ
素人さんにはまずわからないわ
だけど鑑定士に見せたらおしまいよお
【可憐】
ね・・・ねえ ほんとうのこといって(本物)と交換してもらえば
【母親】
そんな はじなことできますか!!
この母親の言葉には、ルビーの本当の価値を見分けるのは買い手であるお客様には分かりにくいこと、だからこそお客様は、信頼たる宝石商のもとで購入してくださるのです。
可憐が言ったように、手違いがあったのであれば誤ってイミテーションを渡してしまったことを真摯に謝罪すれば良い問題なのかもしれません。
しかしながら、宝石商は信用商売の上に成り立つもの。お客様の手に渡ったものは、自身の信用そのものであることが、このセリフが物語っています。
モリスルビーも「信用」を何より大切にしています
漫画「有閑倶楽部」の1話で触れられたように、古くからルビーは王族や政治家、セレブに愛されてきた宝石ゆえに、宝石の中で最もイミテーションが存在する事でも知られています。
また、本物のルビーと言われるものにも
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- 天然無処理のルビー
- 天然だが加熱処理をしたルビー
- 天然だが他の物質を加えて加熱処理したルビー
など、色々な種類があり、それぞれ価値の高さも異なります。
だからこそ、ルビーを扱う宝石商にはお客様に価値を伝える信用が何より大切です。
モリスルビーでは、この信用を何より大切に、本物の天然無処理ルビーだけを販売するために、ミャンマーの鉱山の採掘権を持ってトレーサビリティを確保しています。
本物のルビージュエリーやルビーのブライダルリングをお求めの方は、「赤い宝石ルビー専門店」である、モリス京都三条本店、モリス銀座店にぜひご来店ください。
<参考文献>
[1]集英社,「有閑倶楽部」,available at https://www.shueisha.co.jp/books/search/search.html?seriesid=37984&order=1
[2]集英社,「有閑倶楽部 1」,available at https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=4-08-617601-7#&gid=null&pid=1