モリスルビー17JY0052
カラット 0.21ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 3.7/3.0/2.2
モリスルビー17JY0052 0.21ct Myanmar Jewelry
ルビーサイズ3.7/3.0/2.2
ルビーの特徴
僅かに紫味を感じさせながらもしっかりとしたルビーの色調と高い透明度によってスッキリとした印象を与えてくれる天然無処理で美しいミャンマールビーは、モゴック鉱山から産出されました。
原石がとても良い形をしていたので、標準的な形、オーバル型のミックスドカットに磨きました。大きさは、縦3.7㎜/横3.0㎜/深さ2.2㎜で重さは0.21ctです。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさ「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#4.5」で、品質ごとに3つのゾーンに分けた場合は、最高品質「ジェムクオリティ」です。この大きさを考えると、色の濃さは「#4.5」はベストです。同じジェムクオリティだとしても、この大きさで「#6」であれば、少し濃すぎると思います。もちろん好みですが…そして、ルビーの写真で右上に生地不足の部分を残していますが、すこしでも大きく残そうと努力した跡であり、天然無処理で美しいルビーの特徴だということを付け加えておきたいと思います。
天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、宝石の中でも、群を抜いて希少性の高さを誇ります
時々、この生地不足を残した跡に抵抗のある方もいらっしゃいます。「ブランドだったら、こんな中途半端な形にはしない…」という意見です。そしてまた、インクルージョンのことを「キズ」という表現をされる方もいらっしゃいますので、説明が必要だと思います。このルビーの生地不足は、人で言うところのエクボのようなものです。そもそも宝石とは、人間がつくったものは、宝石とは呼べません。宝石は大自然の造形美であり、その定義は、美しく、希少で、経年変化がないことが大前提になっています。この定義から見た場合、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、宝石の中でも、群を抜いて希少性の高さを誇りますが、人気の高い宝石だったこともあり、市場では、150年前には、人工合成石が大流行したり、加熱などの人為的な処理によって品質を改良したものが大半です。そのために、日本で宝石といえば、量産に向いているダイヤモンドやガーネットなどの多く産出するもの、もしくは上述の人工合成石や処理をしたもの、これは、真珠でも同じで、養殖真珠を目にする人は多いと思いますが、天然真珠を見たこともない人が大半です。
只今、国立科学博物館で「特別展…宝石 地球がうんだキセキ」にてモリスルビーが展示されています
スワロフスキーのクリスタルに生地不足があれば欠陥ですが、天然無処理で美しいそれも希少性のとても高いミャンマー産ルビーの生地不足を欠けなどと表現する人を見る度に、「日本には、まだ宝石文化がない…」とガッカリします。只今、国立科学博物館で「特別展…宝石 地球がうんだキセキ」、宝石にも色々あること、なぜ宝石が貴重なのか?歴史的にどのように認識されてきたのか?なぜルビーは希少なのか?等々、地球の地質とも関係してみることができる…素晴らしい博覧会です。是非一度、ご覧になられることをおススメします。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。