モリスルビー22MYM012
カラット 0.08ct
Origin（産地） Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 2.5/2.5/1.6
ルビールース
モリスルビー22MYM012 0.08ct Myanmar Jewelry
ルビーサイズ
ルビーサイズ2.5/2.5/1.6
ルビーの特徴
青みを感じさせながらもしっかりとした赤色の強い色調、そして高い透明度とラウンド型のブリリアントカットの丁寧な仕上げの相乗効果によって、シャープで力のある輝きが特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。
サイズは、直径2.5㎜、深さは1.6㎜と充分な生地があることも、結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってくる要因のひとつです。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は、「＃3」、品質をジェムクオリティ（最高品質）、ジュエリークオリティ（高品質）、アクセサリークオリティ（宝飾品質）の３つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ（高品質）です。顕微鏡をつかってこのルビーの内なる世界を覗くと…ミャンマーのモゴック産ルビーに多い、カルシウムか他の鉱物なのか？分析してみないと分からないのですが…結晶になり切れなかった岩石っぽいインクルージョンが確認できます。
このルビーの個性で、私は、こういうインクルージョンを見るたびに「よく頑張って結晶してくれたね！」と感じるのです。
ミャンマー産ルビーは、他の産地のルビー比べて、結晶したところが深い場所にあります。地下40㎞ともいわれるクロムが多い層まで、海底の堆積岩（太古に生きた生命のカルシウム）がインドのプレートと一緒に沈み込んでいって、そこで接触変成岩になるのです。普通に考えると、そこまで深く沈み込んだプレートは、もう地表に上がってくるとは考えにくいのですが…ミャンマーの鉱山がある場所、モゴック、ナヤン、モンスーなどの鉱区では、渦巻き状に深部の地層が上がってくる場所があるのです。なぜなのか？はっきりとしたメカニズムはわかっていませんが、湯舟の栓を抜いたら渦巻きができて、水が流れていく、ちょうどその逆のような感じです。何かに押し上げられながら隆起してくるのです。そして宝石ルビーとして現われる…約2000万年前に何が起こったか？は知る由もありませんが、まさに大自然の贈り物です。そう想いながらルビーを観ていると、私たち人間も何億年かしたら…宝石になっているかも知れない…色々なニュースが世の中を騒がせていますが、すべて小さなことに思えてくるのです。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。