モリスルビー22JL0009
カラット 0.44ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 4.5/3.7/2.9
ルビールース
モリスルビー22JL0009 0.44ct Myanmar Jewelry
ルビーサイズ
ルビーサイズ4.5/3.7/2.9
ルビーの特徴
ルビーとして最高の色調がキラッと光る天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、世界的にルビーの鉱山として知られるモゴック鉱山から産出されました。オーバル型のミックスドカット(上面は、テーブルとそれを取り囲むクラウン、下部のパビリオン側はステップをつけた形)に磨き上げました。
サイズは、縦4.5㎜/横3.7㎜/深さ2.9㎜、重さは0.44ctと大きなものではありませんが、色調と彩度の素晴らしさによって実際の大きさよりも、存在感があり、大きく見えます。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさは「B」美しいもの…これについては、最高の色調と彩度の高さで「S」にしたところですが、テーブル面に黒っぽい結晶インクルージョンが表面にあり、それが少し目立つことからの判断です。欠点ではありませんし、「あばたもエクボ…」という言葉がありますが、好きになってしまえばかわいく見えてくると、私個人的には思いますが、ルビー専門のモリスは、ここは辛く判定しなくてはならないところです。色の濃淡は「#5」で、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)です。
「処理をして人為的に品質を改良したものと、天然無処理で美しいものを同じモノサシで見るべきじゃない。違うものなのだから」
日頃から、何度もルビーを選ぶときには「好きかどうか?」という感覚で見ていただきたいと伝えていますが、それではなぜ、「根掘り葉掘り」そのルビーの特徴を見続けて、伝え続けるのか?…ちょうど、昨日、宝石品質判定の生みの親である諏訪会長とお会いしてミーティングをして、品質判定の必要性と重要性を再確認しました。諏訪会長はおっしゃいます。「処理をして人為的に品質を改良したものと、天然無処理で美しいものを同じモノサシで見るべきじゃない。違うものなのだから」っと。「大切なのは、その宝石を持つ方の気持ちで、時間が経っても変わらない宝石だからこそ、お買いになる前に、プロは、正直に情報を伝える責任があるし、お持ちになる方もどういった宝石をお買いになるのか?を知っていることが大切なのだ」とのことです。そして、私が伝えたいのは「鉱物学でも地質学でもなく、宝石価値論」だと続けられました。大自然の造形美である宝石、また宝石を持つ方々への敬意を感じますし、やはりこの根底にあるのは「宝石」に対するリスペクトです。
8月21日(日)には、東京六本木の国際文化会館で、諏訪会長に「宝石品質判定」について講演会を開催いたします
モリスは、宝石ルビーの世界に入る時に出会った宝石品質判定の生みの親、諏訪会長とこうやって会話できることがありがたく思います。8月21日(日)には、東京六本木の国際文化会館で、諏訪会長に「宝石品質判定」について生まれた経緯などについてご講演いただくことになっています。まだ、空席はあったと思いますので、是非、モリスのHPから案内をご参加いただければ、宝石に対する理解が深まると思います。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。