モリスルビー14FY0036

 

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モリスルビー14FY0036

カラット 0.36ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 4.7/3.4/2.6

ルビー(天然無処理)

モリスルビー14FY0036  0.36ct Myanmar Jewelry

ルビーサイズ

ルビーサイズ4.7/3.4/2.6

ルビーの特徴

ほんの少し青味を感じさせるピンキッシュな色調と高い透明度、加えて蛍光性が強く結晶全体が明るく輝く特徴を持つ彩度の高い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。
ミャンマー中北部の世界的に有名なルビー鉱山モゴック(Mogok)で産出された結晶の生地を最大限に残しながらオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦4.7mm/横3.4mm/深さ2.6mm、重さは0.36ctです。写真では、時計の0時方向、また4時方向に生地不足がありますが、意識的に残したものです。モリスは、原石を研磨してルース(裸石)を作る会社ですので、これをリカット(再研磨)して、生地不足の部分を取り除くことは、普通にやっている仕事、日常業務なのでいつでも可能ですが、この蛍光性の強い貴重な結晶の生地を簡単に削り落としては良くない…という想いがあります。そのために、職人が美しさに悪影響を及ぼさないと感じたら、生地不足を残してなるべく大きく残す判断をします。

人間が作り出せるものであれば作り直せばいいのですが、ルビーは世界にたった一つの大自然の造形美です。
このルビーは再研磨して生地不足を修正すれば、0.33ctになるでしょう。正直なところ、値段も見た目もあまり変わりませんので、作業は可能ですが、原石の時から見ている私たちには十分に美しく感じられますし、個性だと分かってみると生地不足がかわいく見えてきます。同じようなことですが、研磨したら結晶の表面にアパタイトなどの結晶インクルージョンがテーブル面など目立つところへ、出てくることがあります。そして、時々、その結晶がポロっと外れて、おわん型に凹んだような跡が残ることがあります。その不完全性ともいえる生地不足をどう考えるか?私たちは、お客様に説明した上で、残したいと思っています。それが破損の原因になるようなものであれば、もちろん修正が必要ですが、そうでない限り、そのルビーの個性なのです。人間が作り出せるものであれば作り直せばいいのですが、ルビーは世界にたった一つの大自然の造形美です。それを分かってルビーをよく見ていただくと、見た目を改良するために人為的に加熱処理などをして美しさを改良したものが、アンドロイドのように見えてきます。
このルビーの品質判定のクオリティスケール
美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#4」、ジュエリークオリティ(高品質)です。生地不足があってもアクセサリークオリティではありません。そして、生地不足の場所を考えると、いつか再研磨するときに、ポッちゃりしたハート型にするのもいいかも知れません。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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