モリスルビー12AT0019

 

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モリスルビー12AT0019

カラット 0.08ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) jewelry
Size(サイズ) 2.9/2.2/1.2

ルビー(天然無処理)

モリスルビー12AT0019 0.08ct Myanmar

ルビーサイズ

ルビーサイズ 2.9/2.2/1.2

ルビーの特徴

ぷるんとしたゼリーのような雰囲気とクラゲのような形のカボション型、赤色が強い本格的な色調、大きさを考えるとちょうどよい色の濃淡が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州の幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で産出されました。
小さく丸い原石は、少しインクルージョンが多かったため、ファセット(切子)面をつけて磨くよりも色目を活かしたカボションスタイルのシンギュラリティカットを選びました。サイズは、縦横2.9mm/2.2mm/深さ1.2mm 、重さ0.08ct重さの割に大きく見えます。

このルビーの品質判定のクオリティースケールは
美しさは「B」美しいもの、色の濃淡は「#4」、品質をクオリティスケール上で3つのゾーンに分けてみた場合、ジュエリークオリティ(高品質)になります。顕微鏡を使って拡大し、このルビーの内なる世界を覗くと、まるで絵画のような景色が広がります。密集したシルクインクルージョン(ルチルの針状結晶が60度/120度で交わって絹を編んだように見えることからそう呼ばれるルビーの代表的なインクルージョン)の中に小さな結晶インクルージョンが浮かんでいるように見える様子は、人間が何かの意図をもってつくったモノではない、大自然の造形美そのもので幻想的です。

天然無処理で美しいルビーの中に広がるインクルージョンを観ることができます。
こんな小さなウサギの目の玉のようなルビーの中に広がっているとは外観からは想像もできませんが、このルビーに限らず、すべての天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの中には、このような世界が広がっていて、ルーペを使うといつでもインクルージョンを観ることができます。100年前の人工合成石には、インクルージョンはほとんど見られないので人工物であることはすぐに分かりますが、最近の人工合成石にはシルクインクルージョンを内包させる技術もあります。見慣れていない方には、天然石に見えてしまうものが多く存在しています。もちろん普段から天然無処理のルビーのインクルージョンに見慣れているとすぐに分かりますが、日頃から見ていない方であれば、天然無処理じゃないか?と勘違いするものもあります。

宝石は、数が少ないので、世代を越えて、何度もジュエリーの枠を取り換えながら受け継がれていくものです
なぜ、人間は、触れない方がよい領域にまで踏み込んでいこうとするのでしょうか?宝石の定義は、美しく、希少で、経年変化がないことです。人間が作り出せる存在であれば、希少性が立証できず、例えそれが、NFTのようにデジタル上で作る数を制限できる技術があったとしても、ただそれは論点をずらしているだけで、宝石ではありません。人工合成石を装飾品に使うことは、何の問題もありませんし、楽しいことだと思いますが、人工合成石を宝石としてブランドにしようとする試みは、大自然に育ててもらった人間のおごりではないか?と感じるのです。エシカルだなんて表現していますが、どれだけ電力を使うのか…と考えたら何の意味もありません。宝石は、数が少ないので、世代を越えて、何度もジュエリーの枠を取り換えながら受け継がれていくものです。採掘現場が環境破壊、人権侵害などと批判する欧州の団体がありますが、それは、アフリカで人権侵害をしながらダイヤモンドを採掘した時の話でしょう。現場で一緒に働いてからモノを言ってほしい。このかわいいルビーを見ていると、人工合成石に負けるなよ!と思います。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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