モリスルビー22SR0010

 

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モリスルビー22SR0010

カラット 0.22ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 3.4/3.2/2.2

ルビー(天然無処理)

モリスルビー22SR0010 0.22ct Myanmar Gem

ルビーサイズ

ルビーサイズ 3.4/3.2/2.2

ルビーの特徴

直径3㎜ほどの小粒ながら、しっかりとしたルビーの色調と高い透明度の天然無処理の結晶、サイズは縦3.4㎜/横3.2㎜/深さ2.2㎜、重さ0.22ctと縦横のサイズと深さのバランスがとても良い原石、結晶の生地をなるべく大きく残しながら、ラウンド型ミックスドカットに磨きました。
発掘されたのはミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山です。ルビーに用いられるミックスドカットは、四角形もしくは三角形の切子面(ファセット)でテーブル面を囲んだクラウン側と下部のキューレット(宝石下部の尖った部分)に向かってドーム型に整えて四角形の切子面(ファセット)を並べていもので、ルビー、エメラルド、サファイアによく使われるスタイルです。ギリギリまで大きく生地を残そうとしたために完全なラウンドではなく縦横のサイズが少し違っていますが、貴重な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーらしくて逆に良いと思います。

ミャンマーモゴック産特有の特徴を持つルビー
下のインクルージョンの写真をご覧いただきたいのですが、ルチルの針状結晶が集まったシルクインクルージョンや小さな結晶インクルージョンに加えて、糖蜜状組織が確認できます。糖蜜状組織とは、水の中にはちみつを混ぜた時に見られるような密度の違いに光が当たることで見える模様ですが、宝石学でも正確に分かっていません。結晶が成長するときに残る成長線であれば、ルビーと同じ化学組成のブルーサファイアでも確認できるはずですが、この糖蜜状組織はブルーサファイアには見られないこと、ブルーサファイアに無くて、ルビーにあるものと、いえば着色要因のクロム、私自身はルビーを赤色に発色させているクロムの含有率のムラだと思います。そしてこのルビーに入っている糖蜜状組織も、モゴック鉱山産特有のものです。

このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさが「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」、品質を3つのゾーンに分けた場合は、ジェムクオリティ(最高品質)です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

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