モリスルビー22SR0055

 

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モリスルビー22SR0055

カラット 0.25ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 3.7/3.5/1.9

ルビー(天然無処理)

モリスルビー22SR0055 0.25ct Myanmar Gem

ルビールースサイズ

ルビーサイズ 3.7/3.5/1.9

ルビーの特徴

素晴らしく高い透明度、色調、そして彩度の高い天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。
産出は、ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山、丸い原石をラウンド型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.7㎜/横3.5㎜/深さ1.9㎜、重さは0.25ctです。結晶の質が非常に良く、顕微鏡で内部を観察しても、小さな結晶インクルージョンと糖蜜状組織が僅かに確認できるぐらいです。

このルビーの品質判定のクオリティースケールは
透明度の高さでは「S」と言いたいところですが、クラウン側とパビリオン側の高さの割合、そしてキューレット側のステップの角度が十分でないため結晶の内側から湧き上がってくる輝きが少し弱く、宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」のジェムクオリティ(最高品質)です。小粒なサイズを考慮して、色の濃さも深紅のコクがあり最適だと思います。

宝石ルビーの価値判断とは
サイズと色の濃淡の関係は、それぞれのルビーの形状(縦横のサイズと深さの割合)や、ガードル(クラウンとパビリオンの境目、一番大きな外郭部分)から上と下の結晶の生地の割合にも左右されますが、おおむね1ct以上のサイズになると#5~#6、2ctを越えてくると#6以上が好まれます。宝石品質判定では、宝石種、原産地、処理の有無、美しさ、色の濃淡、欠点、サイズを見ていきますが、ルビーの場合は、サイズがとても重要な要素になります。特に、接触変成岩起源の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーの場合は、研磨した状態で0.5ct以上になる結晶は、ほとんど出現しないことから、1ct以上になると取引相場は驚くほど高くなります。1ctから2ct、2ctから3ctでは、二次曲線状に上昇していきます。そして、サイズが大きくなるにしたがって美しさのクオリティスケール上で「S」がほとんど無くなってきます。3ct以上でSのクオリティは、ほぼ存在しないと考えた方が良いと思います。国立科学博物館で展示された6ctのジェムクオリティのルビーは、1ctあたり1億円以上の値がつきましたが、図録をご覧になられた方はご存じの通り、インクルージョン、生地不足が数か所あります。大自然の造形美である天然無処理で美しいルビーは、他の宝石と価値判断の仕方が大きく違うといえます。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

ルビーのインクルージョン

ルビーのインクルージョン

ルビーのインクルージョン

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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