モリスルビー22SR0114
カラット 0.22ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Jewelry
Size(サイズ) 3.6/2.8/2.3
ルビー(天然無処理)
モリスルビー22SR0114 0.22ct Myanmar Jewelry
ルビーサイズ
ルビーサイズ3.6/2.8/2.3
ルビーの特徴
すこし強めの紫味を感じさせる色調と彩度の高さが上手く協調した天然無処理で美しいミャンマー産ルビー
ミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック鉱山で採掘された原石の生地を丁寧にオーバル型ミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.6㎜/横2.8㎜/深さ2.3㎜、重さが0.22ctと小粒ながらとてもバランスの取れたプロポーションですが、このルビーの最大の特徴は、結晶に内包されているインクルージョンです。
ルビーのインクルージョンをみてみると
モゴック産、またはナヤン産によくあるシルクインクルージョンは勿論ですが、シルクインクルージョンの中に隠れるようにして入っているスタッビィ状結晶インクルージョンと、その横にそっとスピネルと思われる、まるでダイヤモンドの最高の結晶の形であるソーヤブルのようなピラミッドを上下に合わせたような姿で入っています。下記のインクルージョンの写真を是非ご覧いただきたいのですが、シルクインクルージョンの写真の右上にその美しい姿がご覧いただけます。その左奥にもう一つ同じような形の白っぽい(肌が荒れているからそう見えるのですが…)同じ形の結晶もスピネルだと思われます。
ルビーに内包されるスピネルの特徴
通常ルビーに内包されるスピネルは、このように肌が荒れた状態ですので、結晶の形がハッキリわかる姿は珍しいのです。スピネルとルビーは、同じ鉱床で結晶するといわれており、ルビーがアルミと酸素の結晶であるのに対して、スピネルは、アルミとマグネシウム、そして酸素の結晶で、ホトンお同じ元素の結晶で、兄弟のようなもので同じ場所で結晶します。産出も同じ鉱区ですので、太古から欧州でスピネルとルビーが見分けられなかったのも納得します。原産地の人は皆スピネルとルビーを当たり前のように見分けることができますし、インドでも2000年前からルビーとスピネルを当たり前のように見分けていました。宝石では、アジアが先進国なのかも知れません。
このルビーの品質判定のクオリティスケールは
美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4」、品質を3つのゾーンに分けた場合ジュエリークオリティ(高品質)です。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
ルビーインクルージョン
ルビーインクルージョン
ルビーインクルージョン
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長