モリスルビー12AT0071

 

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モリスルビー12AT0071

カラット 0.008ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 1.1/1.1/0.5

ルビー(天然無処理)

ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー12AT0071 0.008ct Myanmar

ルビーの特徴

大きさが縦横1㎜ぐらいの小粒な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、北部カチン州の幻のルビー鉱山ナヤン(Nam-Ya)で発掘された原石をラウンド型のブリリアントカットに磨きました。少し青味のある色調と高い透明度が特徴的なルビー、サイズは上述の通り縦横1.1㎜/深さ0.5㎜、重さは、0.008ctのメレサイズです。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、そして色の濃淡は「#4」、品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)です。下のインクルージョンの写真をご覧ください。1㎜ぐらいの小さなルビーにもしっかりとした結晶インクルージョンとナヤン産らしい糖蜜状組織が確認できます。このメレサイズのルビーになるとジュエリーに仕立てる時のメインストーンとしては小さすぎるのですが、小さくても天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。結婚指輪などの指輪の腕の内側にメッセージと共に着けたりすると、その指輪に対する気持ちがまったく違ってきます。その時に、どんなインクルージョンが内包されているのか?はとても重要です。このルビーの顕微鏡拡大写真で撮影されているのは、ルチルの結晶だと思いますが、ルチルは昔から絆などを表す宝石とされてきました。そのルチルが入ったルビーが結婚指輪の内側についているだけでも「特別」なことです。このルチルが、細い針状結晶になって入ったものが内包され、絹を編んだように見えるものは「シルクインクルージョン」と呼ばれ、キューピットの愛の矢とか、ヴィーナスの髪の毛などと呼ばれたりもしました。その他にもスピネルやジルコン、シリカの結晶、パルガサイト、カルシウムの結晶(アパタイト、カルサイト)、ガーネット、中には、ルビーの中に内包されているサファイアインクルージョンの中にシルクインクルージョンが見えることもあります。この様に、大自然の造形美である天然無処理で美しいミャンマー産ルビーには、小さくても物語があります。それが指輪の内側についていると思うと特別な指輪に思えてきます。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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