モリスルビー14OR0001
カラット 0.20ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.5/3.5/2.3
ルビー(天然無処理)
ミャンマー産 天然無処理ルビーモリスルビー14OR0001 0.20ct Myanmar
ルビーの特徴
少し青みを帯びた色調と結晶インクルージョンは多少目立つが、高い透明度と彩度が特徴的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、600年前から最高のルビーを産出することで国際的に有名な中北部の中山間地域にある鉱山モゴック(Mogok)で発掘された小粒で丸い原石を真ん円のラウンド型のブリリアントカットに磨きました。手作業でこの真円に近いラウンド型に磨いたのは、モリスミャンマーの研磨職人であったゾーミンチョーとミンゾーの2名です。形を整えるゾーミンチョーと、その後に磨き上げる作業を担当するのがミンゾーです。サイズは、縦横3.5㎜/深さ2.3㎜と縦横に対して充分な深さがあるため、キラキラとした輝きが結晶の奥から湧き上がってきます。テーブル面を左右に動かしたときにバランスの良いモザイク模様が際立ってきて、イキイキとした生命力を感じさせてくれるルビーです。上述の通り、結晶インクルージョンが少し目立つこと、そして生地をテーブルの面に結晶インクルージョンの端が少し出てきています。アパタイトの結晶と思われますが、ごく一部分が表面に出ているので、超音波洗浄機などで外れてしまうこともなく、このルビーの個性です。もしこの闕所インクルージョンがもう少し出てきていた場合、ポロっと結晶が採れていたでしょう。ルビーのパビリオン部分(宝石下部)や、ガードル部分(宝石をテーブル面を上に見た時の輪郭)に生地不足を残している姿を見た方はおられると思いますが、あれは、2000万年前に結晶した時の地肌であったり、このように結晶インクルージョンが外れた後のこともあります。また破損の原因にはなりませんので、欠点ではありませんがご購入前にご覧いただきたいと思います。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「B」美しいもの、色の濃淡は「#4⁻」、テリ(結晶の奥から湧き上がってくるキラキラとした輝き)が強いため、少し色の濃淡が淡く見えますが、#3ではありません。そして品質を3つのゾーンに分けた場合、ジュエリークオリティ(高品質)です
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長