モリスルビー22SR0028

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モリスルビー22SR0028

カラット 0.28ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 3.8/3.1/2.5

ルビーの特徴

0.28ctと小粒ながら「小さくても力持ち」…本格的なルビーの美しさを放つ天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国中北部にある世界的に有名なルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘されたプロポーションの良い原石をヤンゴンの研磨職人ゾーミンチョーがオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦3.8㎜/横3.1㎜/深さ2.5㎜、重さは、0.28ctです。原石のプロポーションが良かったため、テーブルの真下にキューレット(宝石下部のパビリオン部分の尖ったところ)が来ています。この原石のプロポーションの良さというのは、ルビー(鉱物としてはコランダムAl²O³)の結晶の特性に関係しています。例えばルビーの結晶には、鉛筆な形の結晶がありますが、黒い芯に当たる部分が軸になります。光がその鉛筆の軸に対して横側から入るとピンク色とオレンジ色の二色に分かれる癖があり、美しい赤色になりません。カット研磨する時に鉛筆を立てた状態で上からみた六角形が、そのルビーの輪郭になるわけです。鉛筆を横にねかせた状態だと面積は大きいですが、立てた鉛筆を上から見ると、とても小さくなってしまいますが、小さいルビーの原石がさらに小さくなってしまう理由です。要するにプロポーションの良いルビーの原石とは、軸に対してどれだけテーブルにする側の面積が大きいのか?ということです。よくルビーで長細いオーバル、そしてキューレットが左右どちらかに偏った形のルビーをご覧になられることが多いと思いますが、それは、二色性が出ないギリギリまで鉛筆を輪切りにする角度をねかせていくと六角形が徐々に4つの辺が間延びしてきます。真円が楕円形になっていくでしょう。そして生地をなるべく大きく残こしながらパビリオンを成形すると下のキューレットが横にズレていきます。希少な結晶をなるべく大きく残そうとした天然無処理で美しいミャンマー産ルビー多い形です。このルビーは、真円に近い楕円形(オーバル)ですが、それは、原石のプロポーションが良かったのです。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#5」、クオリティを3つのゾーンに分けた場合、堂々のGQジェムクオリティ(最高品質)です。そして、ガードル(輪郭部分)の4時、6時、9時方向に生地不足がありますので、予め確認しておいてください。

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ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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