モリスルビー22SR0072

 

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モリスルビー22SR0072

カラット 0.22ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 4.0/3.5/1.7

ルビーの特徴

信州の山岳地帯にそっと生えている山野草の花のような、小さくてもしっかりと咲いている…というのが見たときの第一印象です。深紅の色調と高い透明度、そして彩度の高さ、プロポーションの良さ、ほぼパーフェクトな品質の天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、同国中北部の中山間地域でルビーの産地としては世界的に有名なモゴック(Mogok)で発掘された原石をヤンゴン市でモリスルビーを普段はモリス銀座店でいる創業時からのメンバーミヨテが現地で20年以上研磨している職人ゾーミンチョーとオーバル型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦4.0㎜/横3.5㎜/深さ1.7㎜、重さは0.22ct、で縦横と深さのバランスがとてもよく、0.22ctととても小粒ですが、重さの割には大きく見える…サイズは、宝石ルビーにとって大切な品質の一つです。そしてこのルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは文句なしの「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#6」、これについては、蛍光灯などの下では、少し濃すぎると感じる方がおられるかも知れませんが、LEDなどの強い光源の下、白熱灯など黄色味の強い光源の下では、パッと花が開く瞬間のように、表情が豊かになります。そして品質を3つのゾーン(GQ/JQ/AQ)に分けた場合はGQジェムクオリティ(最高品質)です。そして下のインクルージョン(内包物)を顕微鏡で拡大した写真をご覧いただきたいのですが、アパタイトかカルサイトと思われる結晶インクルージョンとモゴック鉱山産ルビーの特徴的な糖蜜状組織が確認できますが、その他に、キャビティ(平らな部分にある凹んだ箇所)、生地不足が写りこんでいます。キューレット(宝石下部、パビリオン側の尖った部分)の横に原石だった時の結晶の地肌が見えています。天然無処理で美しいミャンマー産ルビーやカシミール産のコーンフラワーと呼ばれるようなブルーサファイアなどの「高級宝石」では、よく見られます。大きなものが、たくさん産出される、一般的に半貴石と呼ばれる種類では見ることはない高級宝石の特徴の一つです。欠点ではありません。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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