モリスルビー22SR0140
カラット 0.14ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.3/2.8/1.7
ルビーの特徴
うっすらと青味を帯びたピンキッシュな色調と高い彩度とプロポーションの良さによって、野原に咲く花の小さな花びらのように小さくてもキラッと光る存在感があります。シルクも含めた結晶インクルージョンが確認できるものの、透明度も申し分ないレベルで、前述のバランスの良いプロポーションによって、結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってくる天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ルビーの産地としては歴史的に有名なモゴック(Mogok)鉱山で産出された、小粒で少し平たい円盤型の原石をヤンゴンでモリスルビーを磨くゾーミンチョーが、ラウンド型ミックスドカットに磨きました。縦3.3㎜/横2.8㎜/深さ1.7㎜、重さが0.14ct残りました。縦横と深さのバランスは、深さが少し足りていないのに、テーブル中央にウィンドウが表れずに輝いている不思議なところが、このルビーの魅力です。要するに重さの割に「顔」が大きいということですが、これはゾーミンチョーが研磨するときに、結晶の生地をなるべく大きく残そうと奮闘したあとであり、絶妙なバランスでギリギリまでフェイスアップの寸法を残しています。そのために、ガードル(ルビー上面から見た場合の輪郭の部分)が少し尖っていますので、ジュエリーに装着する際には、ベゼルセッティングなどルビーをぐるりと地金で囲んで、角を保護できるスタイルで留めてあげたいと思います。ルビーは割れにくい宝石ですが、それでも尖っているところがありますのでプロングセッティング(爪で留めるスタイル)を用いる場合は、職人さんが注意しなければなりません。さて、このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4.5」大きさからみるとちょうどいい濃淡です。3ゾーンに分けた場合JQジュエリークオリティ(高品質)です。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長