モリスルビー22SR0144

 

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モリスルビー22SR0144

カラット 0.15ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.1/3.0/1.9

ルビーの特徴

サイズ、縦3.1㎜/横3.0㎜/深さ1.9㎜、重さは0.15ct、ルビーをフェイスアップ(上面から見た姿)で見た場合、平らな部分、テーブルと呼ばれるファセット(切子)面が通常より少し小さく、その代わりにテーブルを囲むスターとそれをファセットで囲んだ部分の割合が大きくなっており、パビリオン側(宝石下部)から湧き上がってくるキラキラとした輝きとクラウン側(宝石上部)のファセットの反射が美しさに相乗効果を出している独特なプロポーションの天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ミャンマー中北部モゴック鉱山から産出した小粒で丸い原石をラウンド型のミックスドカットに磨きました。このルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4.5」、その品質を3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ(高品質)です。直径3㎜前後であることを考えると、色の濃淡については、赤色に明るく輝くルビーがお好きな方にとっては#4.5の濃淡はベストな選択だと思います。同じ色目のルビーでも1ctを超えるサイズ(縦6.5㎜/横5㎜前後)のものであった場合は「#5.5」がベストな濃淡になりますし、3ctを超えるような(縦10㎜/横7.5㎜前後)のサイズの大きなものについては、更に濃いものが好まれる時があります。このように色の濃淡については、サイズによって変わってきますので、この直径約3㎜のこのルビーの場合は、色の濃淡こそ#4.5でGQジェムクオリティの枠に入っていませんが、そこはジュエラーが説明をするべきでしょう。逆に5ctを超えるようなサイズになってくると「#6.5」~「#7」ぐらいの濃さを持つルビーの方が高級品に見えてくるのがルビーの不思議なところです。仮にこのルビーの色の濃淡が「#6」だったとしたら、好みにもよりますが、濃すぎるかも知れません。さて、ルビーが結晶するためには、玄武岩、広域変成岩、そして接触変成岩の3つの環境が必要なのですが、ミャンマー産ルビーは、地下40㎞と非常に深いところでマグマと接触し結晶した「接触変成岩起源」です。どういう環境で結晶したのか?宝石にとってはとても大切な話です。お店で説明して貰ってください。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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