モリスルビー22sr0057

 

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モリスルビー22sr0057

カラット 0.19ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.7/3.3/2.1

ルビーの特徴

ほんの少し青味を感じさせるミャンマー産ルビーらしい色調と驚くほど高い透明度とほぼ完ぺきなプロポーションの天然無処理で美しいミャンマー産ルビーです。ほんの少しの青味についても、美しさの足を引っ張るものではなく、高い透明度と相まってキリっとした雰囲気につながっており、むしろ、このルビーのチャームポイントであり個性です。ルビーでもジェムクオリティもしくは、それに近い品質のルビーをたくさん見ていると、気付くことがあります。それは、驚くほど高い透明度を持つミャンマー産ルビーは、(もちろん天然無処理のルビーに限りますが…)真っ赤なピジョンブラッドと呼ばれるルビーと比較して、いつもほんの少し青味を感じるということです。毎日、23年以上、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーだけを見続けてきましたが、色調と透明度の高さには、相対関係があると私は感じています。ピジョンブラッドのルビーは、ルーペでは確認できないほど微小なものであったとしても、結晶全体にルチルの針状結晶(通称シルクインクルージョン)が薄く内包されていたり、それ以外にも顕微鏡で拡大していくと微小ですが、細かいインクルージョンが観えたりします。これは、ブルーサファイアも同じことで、最も価値が高いと判断される古いカシミール地方から産出されたブルーサファイアも同じようにコーンフラワーと呼ばれるものは、ヘイジーラスターと呼ばれる微小インクルージョンが内包されていることで独特の青色を発する特徴があります。結晶内部から明るめの青が湧き上がってくる理由は、インクルージョンが間接的に影響しています。この今日のルビーは、色調からビジョンブラッドではありませんが、その最高級の高い透明度は特別です。やはり、手の上に乗せていただいて好きかどうかを確認していただければと思います。そして最後にこのルビーを、宝石品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡は「#4.5」、3ゾーンはJQジュエリークオリティ(高品質)です。

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ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁

株式会社モリス 代表取締役社長

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