モリスルビー22SR0089
カラット 0.18ct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 3.3/2.7/2.3
ルビーの特徴
0.18ctの重さに、純色に近い赤色の色調と高い透明度、彩度、素晴らしいルビーの要素が詰まった小さな宝物ルビーは、ミャンマー中北部の中山間地域にあるルビー鉱山モゴック(Mogok)で発掘された貴重な原石の生地を大切に、ミャンマー最大の都市であり旧首都であるヤンゴンで、オーバル(楕円形)型のミックスドカットに磨きました。サイズは、前述の通り0.18ctの重さと、縦3.3㎜/横2.7㎜/深さ2.3㎜、宝石の品質判定のクオリティスケール上で見た場合、美しさ「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡「#4.5」、サイズから見た場合は、最適な色の濃淡だと思います。逆にGQジェムクオリティ(最高品質)の色の濃淡は「#5~6」ですが、#6になると、少し濃すぎると感じる方もおられると思います。このルビーを品質で3つのゾーン(GQ/JQ/AQ)に分けるとJQジェムクオリティ(高品質)になりますが、私自身は、このような3㎜前後の小粒なサイズは、色の濃淡を少し調整して捉えた方がいいと思っています。さて、…このかわいいサイズのルビーをモリスのスタッフはチビ太と呼んでいます。このぐらいのサイズのルビーを愛情をこめて、そうやって呼ぶのですが、ルビーは私たちと同じで個性です。大自然が生んだ造形美であり、唯一無二の個性なのです。モリスは、24年前の創業当時は、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーが一粒も見つけられませんでした。手に入れられたとしても鑑別業者の発行する分析結果報告書に「加熱された痕跡が認められない=No indication of heating」とコメントがついているだけで、処理をしていないとは誰も保証してくれない。モリスのHPで紹介している話、でも紹介していますが、ご近所のおばあさんが結婚指輪で贈られた結婚指輪についていた人工合成石だったことで「自慢のおじいさんの思い出」が壊れてしまった事件もあり、モリスは、ルビー鉱山へ直行しました。ルビーの宝探しは、そこから始まりました。その経験があるので、最初に出会ったルビーの原石は思い出がいっぱい詰まっていますし、その後も、私が好きな原石が、皆さんが好きとは限らないし、またその逆もあることに気付きました。だから、モリスのスタッフが「チビ太1号…2号」と名前をつけたくなる気持ちは良く分かりますし、とても嬉しく聞いています。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長