モリスルビー23MYM002

 

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モリスルビー23MYM002

カラット 2.85ctct
Origin(産地) Myanmar
Quality(品質) Gem
Size(サイズ) 8.7/8.2/4.9

ルビーの特徴

2.85ctの大きなピジョンブラッドルビーです。青味をほぼ感じさせない素晴らしいルビーの色調と高い透明度に加えて彩度の高さによって結晶の奥からキラキラとした輝きが湧き上がってくる天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、ピジョンブラッドルビーを産出することで国際的にその名が知られるミャンマー中北部の中山間地域にあるモゴック(Mogok)鉱山で発掘されました。形の良い原石をクッション型のミックスドカットに磨きました。サイズは、縦8.7㎜/横8.2㎜/深さ4.9㎜と縦横の寸法に対する深さの割合も完璧で、重さは2.85ctですが、前述の通りパビリオン側から湧き上がってくる輝きにより、3ct以上の存在感があります。ピジョンブラッドルビーとは、最高のルビーを表現する呼称ですが、一般市場では鑑別業者が発行する分析結果報告書(通称:鑑別書)に、コメントとしてピジョンブラッドレッドやピジョンブラッドカラーという表記がされて、そのコメントがついているルビーを「ピジョンブラッド」と呼んでいますが、私は疑問を感じます。最高のルビーを称えるための呼び方です。鑑別書に記載されているのは、宝石の種類(ルビー)ということと、サイズぐらいです。原産地と処理された痕跡があるかないか?については、その研究所の独自の意見(コメント)です。美しさ、色の濃淡、欠点という審美に関する部分の項目は不明です。品質が分からないとその宝石の価値判断はできません。価値判断が出来なければ、値段は全く分かりません。要するに、値段が分からない研究所が、値段に影響するピジョンブラッドという呼称は使用しない方がいいのではないか?ということです。ピジョンブラッドという呼称は、そのルビーの品質を保証するジュエラーが使う言葉です。さて、このピジョンブラッドルビーを宝石品質判定のクオリティスケール上で観た場合、美しさ「S」輝きがあり特に美しいもの、色の濃淡「#6」のGQジェムクオリティであり、この特に希少性の高い逸品は交換価値を持つお宝の石です。

ルビーの内包物

天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。

この記事を書いた人

森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長

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