モリスルビー07JE0090
カラット 0.46ct
Origin（産地） Myanmar
Quality(品質)
Size(サイズ) 4.9/4.7/2.5
ルビーの特徴
高い透明度とふんわりとした三角形の特徴的なプロポーション、少し青味を感じさせる色調とファセット（切子）面から反射されるキラキラとした輝きが魅力的な天然無処理で美しいミャンマー産ルビーは、最北部カチン州にある幻のルビー鉱山ナヤン（Nam-Ya）で発掘された明るい色の三角形の原石をミックスドカットに磨きました。大きさは縦4.9㎜/横4.7㎜/深さ2.5㎜、重さは0.46ctと顔の大きな存在感のあるルビーです。宝石品質判定のクオリティスケール上でみた場合、美しさは「A」輝きがあり美しいもの、色の濃淡「#4」、品質を3つのゾーンに分けた場合、JQジュエリークオリティ（高品質）です。このパッと明るい表情の大きく見えるルビーは、是非とも小さなダイアモンドで取り巻いた構想のペンダントトップ、ネックレスに使っていただきたいと思います。もちろんピアスやイヤリングでも良いのですが、天然無処理で美しいミャンマー産ルビーで同じプロポーションと色調など品質を合わせることはとても難しいので、その場合は、意識的に左右で違う形にして品質を合わせた方が面白いはずです。ネックレスの場合は、上述の写真の姿を逆さま、逆三角形の配置にして、下の部分にマーキースカットのダイアモンドの脇石などを吊り下げて動きを持たせるとイキイキした感じが出せると思います。ピアスの場合は、敢えてベゼルセッティング（金属でルビーの輪郭を取り巻いた形）でシンプルに左右の違う形、三角形のこのルビーと、四角や六角形のルビーを組み合わせて「すべてのルビーは、地球上で唯一無二の存在であり、私たち人間と同じ、かけがえのない個性だ！」というコンセプトのスタッドピアス（シンプルな枠で宝石を強調するスタイル）が面白いと思います。大きさから考えるとこの0.5ct前後のサイズは、とても存在感があるでしょう。そして形がシンプルなだけに、金属部分にひと手間加えて…地金をどこからかが金色でどこからが銀色…など普通では考えられないような発想で仕立ててみたいな…と色々なイメージが膨らんでいきます。
ルビーの内包物
天然ルビーは、自然の恵みであり唯一無二の個性を持っています。それぞれの結晶の中に内包されるインクルージョンはそのルビーの個性を表します。またこのインクルージョンは、原産地、処理の有無を判定する際の重要な手がかりとなります。
この記事を書いた人
森孝仁
株式会社モリス 代表取締役社長